オーストラリアで記録的豪雨により、海岸に珍しい海の生物が漂着
記録的豪雨に見舞われているオーストラリアの海で、珍しい海の生物が多く打ち上げられているという。
カラフルな「タツノオトシゴ」
ニューサウスウェールズ州の海岸では、荒天のために普段の10倍の量の海水が浜辺に押し寄せており、さまざまな海の生物が打ち上げられているという。
クロヌラ、マラバー、セントラルコーストなどの街では、カラフルな「タツノオトシゴ」までは打ち上げられ、専門家も驚いているそうだ。
下の写真にあるのは、「コモンシードラゴン」と呼ばれるタツノオトシゴの仲間だとされている。
環境変化の影響を受けやすい
「コモンシードラゴン」は、黄色や紫など独特の色をしているため、ダイバーに人気があるという。
この生物はオーストラリアの海域ではよく目撃されているが、通常大人になっても生まれた場所から、わずか50~500メートルしか移動しないと推定されている。
このため「コモンシードラゴン」が海岸に打ち上げられるのは珍しく、同時にこの生物は生息地の喪失や環境要因の変化の影響を受けやすいと考えらえている。
浜に打ち上げられた原因は激しい天候により、汚染物質が海に流され、大きな波が立つなど、それらの組み合わせの結果だと考えられるという。(了)
出典元:Mirror:Mystery as strange and vibrant creatures wash up on beaches after record rainfall(4/15)