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鑑賞者満員の美術展で、泥棒が正々堂々と2億円の絵画を持ち去る

鑑賞者満員の美術展で、泥棒が正々堂々と2億円の絵画を持ち去る
Tretyakov Gallery

ロシアの警察当局は、1月28日、美術展会場での盗難の様子を映した監視カメラの映像を、ツイッターで公開した。

 

その動画には、多数の来館者がいる中で時価約2億円の絵画を何気なく持ち去る犯人の姿が映っている。

 

モスクワ・トレチャコフ美術館で

 

盗難があったのは、モスクワの中心部にあるトレチャコフ美術館。盗まれたのは、ウクライナ出身のロシア人画家アルヒープ・クインジの風景画だ。

 

監視カメラに映った犯人は、多くの来館者が見ている中で壁に掛かった絵を何気なく取り外し、片手にぶら下げて立ち去る。周囲にいる人たちは、誰もそれを止めようとしていない。

 

 

盗まれた絵はクインジの1908年の作品で、「アイ・ペトリ クリミア」というタイトルが付けられたもの。

 

通常はサンクトペテルブルクのロシア美術館に保管されているが、この時はトレチャコフ美術館の特別展に展示されていた。海外メディアによれば、時価にして約100万ドル(約1億9000万円)の価値があるとのこと。

 

逮捕された犯人

 

警察が監視カメラ映像を公開した時点で犯人は捕まっていなかったが、その後、付近のビル(建設現場)に隠れていた31才の容疑者が見つかり、逮捕された。盗まれた絵に損傷はなかった。

 

容疑者男性は、絵を隠したと言っているが、盗んだことは認めていないそうだ。

 

警察はこの窃盗を計画的なものであると見て、共犯者がいるのではないかと調査している。

 

事件で美術展は盛況

 

トレチャコフ美術館の館長・Zelfira Tregulova氏は、この事件があってから来館者が急増したと言っている。そのため、監視カメラだけでは警備が不十分になり、展示された絵画の全てに警報センサーを付けなければならなくなったそうだ。

 

メディアの取材を受けたある来館者は、今回の事件を「我々モスクワ市民にとって恥ずべきことだ」と語っている。

 

美術館を管轄するロシア文化省はこの事件を受けて、ロシア国内の主要美術館の警備を強化すると発表した。(了)

 

出典元:UPI:Brazen thief steals painting at crowded gallery show(1/28)

出典元:NDTV:Man Steals Painting From Russian Gallery, Strolls Out With It Under Arm(1/29)

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