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1000年に1度の出来事、デスバレーで大雨により洪水が発生

1000年に1度の出来事、デスバレーで大雨により洪水が発生
Facebook/Death Valley National Park

アメリカのデスバレーでは、未曾有の大雨により洪水が発生し、一時多くの観光客が移動できない事態に陥った。

 

500人の観光客などが立ち往生

 

先週、カリフォルニア州とネバダ州にまたがるデスバレー国立公園は、大雨により洪水が発生し、8月6日もすべての道路が閉鎖されたという。

 

また道路などには泥や砂利が堆積し、観光客やスタッフの車数十台が土砂に埋まり、ホテルの部屋やビジネスオフィスなど多くの施設も水浸しになったそうだ。

 

このためこの公園を訪れた約500人の観光客と500人の公園職員が、敷地から出ることができなくなったという。

 

しかし6日のうちにはほとんどの地域で水が引いたため、道路で立ち往生している人の報告はなくなったそうだ。

 

Facebook/Death Valley National Park
Facebook/Death Valley National Park

1日でほぼ1年分の降水量

 

デスバレー国立公園によれば、この地域の年間平均雨量が1.9インチ(約4.8cm)だが、今回ファーネスクリーク地区では1日で少なくとも降水量が1.46インチ(約3.7cm)となり、ほぼ1年分の雨が午前中に降ったという。

 

またファーニスクリーク地区では、1988年4月15日に1日に降った雨量が1.47インチを記録しており、今回はそれに次いで2番目に多い雨量になったそうだ。

 

このため、カウ・クリーク地区の住民や事務所に水を供給しているカウ・クリーク水道も故障し、現在修理が行われているという。

 

 

デスバレー国立公園では先週、洪水が2回も発生しており、ラスベガス国立気象局の気象学者ダニエル・バーク氏は、今回の大雨は非常に珍しく「1000年に1度の出来事だった」と語っている。(了)

 

 

出典元:ABC News:Hundreds stranded in Death Valley National Park amid flooding able to leave(8/6)

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