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ヨルダン川西岸地区の病院を、イスラエル兵が医療関係者に変装して襲撃

ヨルダン川西岸地区の病院を、イスラエル兵が医療関係者に変装して襲撃
X_Dr. Omar Suleiman

イスラエル軍はヨルダン川西岸地区にある病院を襲撃し、治療を受けていたパレスチナ人の戦闘員を殺害した。

 

3人の戦闘員を殺害

 

イスラエル軍は1月30日、ヨルダン川西岸地区の町、ジェニンにある病院を襲撃。その際。イスラエル兵は、医師や看護師、民間人に変装していたという。

 

そして病院内にいたパレスチナ人の戦闘員3人を殺害。そのうちの1人は、当時治療を受けていたそうだ。

 

パレスチナ人権独立委員会のアンマル・ドウェイク事務局長は、イスラエル軍の病院への襲撃は「国際法で保護された施設への攻撃」であると非難。

 

「殺された3人の戦闘員は、イスラエル兵に対して脅威を与えておらず、指名手配されていれば逮捕できたはずだ」と述べた。

 

2015年にも同様の手口で殺害

 

ドウェイク事務局長によれば、このような襲撃はこれが初めてではなく、2015年にもイスラエル軍は、ヨルダン川西岸地区のヘブロン市にあるアル・アハリ病院で、同様の手口により1人を暗殺したという。

 

その上で、ドウェイク事務局長は「私たちは世界保健機関や赤十字国際委員会などの関連国際機関に対し、これらの犯罪を非難するよう、または医療機関の保護を支援するよう呼びかけます」と述べた。

 

一方、アメリカ国務省のマシュー・ミラー報道官は1月30日、この襲撃に関し「イスラエルにはテロリストを裁く権利がある」と述べ、擁護した。

 

赤十字によれば、国際法では、医療を受けている戦闘員が戦闘行為に参加していない場合、攻撃対象にすることができないと定めているという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Israeli troops storm Al-Amal Hospital(1/30)

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