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何の動物かわかる? 綿毛の中に顔があるモフモフの生物が保護される

何の動物かわかる? 綿毛の中に顔があるモフモフの生物が保護される
Facebook/Bonorong Wildlife Sanctuary

オーストラリアのビクトリア州沿岸部に位置するブライトンで、歩行者が木の近くに転がっている綿毛を発見した。近づくにつれてその歩行者は、ある事実に驚かされることとなる。

 

顔のあるモフモフ

 

その綿毛には、顔も足もついていたのだ! 何の生物かわからないまま、近くを見ても親らしき姿も巣のようなものも見つからず、近くにあるボノロンワイルドライフ自然保護区に保護を依頼した。

 

その後、同保護区がFacebookに、「このかわいいモフモフが何かわかる?」とのコメントともに投稿した写真がこちらだ。

 

Facebook/Bonorong Wildlife Sanctuary
Facebook/Bonorong Wildlife Sanctuary

 

じっと手のひらに収まる姿は貫禄すらあるが、重さはたった20gしかない。

 

 

オーストラリアガマグチヨタカのヒナ

 

このモフモフの正体は、オーストラリアガマグチヨタカ(Tawny Frogmouth)のヒナだ。

 

 

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上記の写真の右が大人の個体。左は大きく感じるが、まだヒナの個体なので、今回保護されたモフモフがいかに小さいかがよくわかる。特徴は名前にもなっているカエルのような口元だ。

 

夜行性の鳥で、オーストラリア国内に広く分布している。8月から12月にかけて繁殖し、卵は雄と雌が交互に温める。基本的にはシーズンごとに1匹しかヒナを育てないと考えられている。

 

自然に還す予定

 

The Dodoが伝えているところによると、このヒナは「Pod」と名付けられ、保護区で大切に育てられている。ひとりで生きていけるほどに成長したら、自然に還す予定だという。(了)

 

参考:The Dodo「Rescuer Spots A ‘Little Fluff Ball’ On The Ground Then Realizes It’s Alive」(11/23)

参考:Australian Museum「Tawny Frogmouth

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