竜巻の被害に遭った町で、家の下から犬を発見、保護に成功
アメリカ・テキサス州で竜巻が発生し、家の下から避難していたワンコが発見された。
家の基礎の下から、犬が頭を出す
テキサス州の町、ラグナハイツでは5月13日に竜巻が発生。複数の家が破壊され、1人が死亡、複数人が負傷したという。
翌日の夜明けごろ、大きな被害を受けたリオグランデバレーの町で、ABCニュースのクルーが機材を設置していた時、警備の2人が家の下から動物の鳴き声を聞いたそうだ。
クルーは動物管理局に連絡したが、ABCニュースの音声技術者であるジム・ガウワーさんは、管理局の対応を待つ間、近くでシャベルを見つけ、掘りはじめたという。
すると家の基礎の下から、犬が頭を出したそうだ。ガウワーさんは。犬のあごや耳のあたりを撫でて落ち着かせようとした。
さらにエサを与えて安心させ、最終的に犬を家の下から脱出させることに成功したそうだ。その様子がこちら。
風速38~47mの風が吹き荒れる
アメリカの国立気象局によると、5月13日の午前4時、竜巻(EF1クラス:改良藤田スケール)がラグナハイツに上陸し、風速38~47m、最大風速49mで近隣を襲ったという。
これにより、多くの家屋や建造物が倒壊し、木製の電柱が折れるなど、広範囲に被害が及んだそうだ。
ロバート・フローレスさんは、地面から浮き上がったトレーラーハウスが彼の家に着地した結果、亡くなった。
また当局によれば、5月13日の嵐の後、少なくとも11人が負傷して入院しているという。(了)
出典元:ABC News:ABC News crew helps rescue trapped dog in tornado-ravaged Texas town(5/15)