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イスラム教国でフランスへの抗議デモ、風刺画掲載でマクロン大統領を非難

イスラム教国でフランスへの抗議デモ、風刺画掲載でマクロン大統領を非難
Twitter/Raja Petra Bin Raja Kamarudin

イスラム教徒を多く抱える国で、フランスの大統領に対する抗議デモが起き、混乱が続いている。

 

仏製品のボイコットまで呼びかけ

 

10月30日、フランスのマクロン大統領への抗議デモが、さまざまなイスラム教国で起き、数多くの人が参加したという。

 

特にパキスタンやバングラデッシュ、アフガニスタン、レバノンではそれぞれ数千人のイスラム教徒がデモに参加したとされ、フランス製品のボイコットまで呼びかけられたそうだ。

 

きっかけはフランスの出版社「シャルリー・エブド」が9月に、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載したこと。そしてマクロン大統領が、風刺画の掲載を擁護したことにあると考えられている。下はアフガニスタンでの様子。

 

風刺画掲載によりさまざまな事件も発生

 

これによりフランス国内でも、授業で風刺画を生徒に見せた教師が殺害され、首を切断されるという事件が起き、また先日はニースでも3人がナイフで殺害される事件も発生している。

 

これを機に、フランス政府はイスラム過激主義の取り締まりを強化。さらにマクロン大統領も、事件の被害者の追悼式典に出席した際「自由のために戦い続ける」と発言した。

 

またマクロン大統領は以前、「イスラム教が危機にある」と発言したが、この言葉を各地のイスラム教徒らが「侮蔑」ととらえているという。

 

パキスタンでは仏大使館へデモ隊が向かう

 

パキスタンの首都、イスラマバードでは数千人のデモ参加者がフランス大使館に向けて行進。中には大使館のバリケードを突破しようとした人もいたとか。これに対し、警察はデモ隊に向け催涙弾を打ち込んだそうだ。

 

 

またバングラデッシュの首都、ダッカではデモ参加者がマクロン大統領の像を燃やし、さらに彼を「イスラム恐怖症(Islamophobe:イスラム教に対して偏見を持つ人)だと非難するプラカードも掲げられたという。下はリビアでの写真。

 

 

ある抗議デモのリーダーは人々に向かい「イスラム教徒は、自分たちの信仰がからかわれるのを許さない。フランスやアメリカ、ロシア、力を持った他の国であろうとも関係ない。私たちは敬愛する預言者をからかうどんな人間も許さない」と語っている。(了)

 

 

出典元:BBC:Anti-France protests: Muslims hold rallies worldwide as tensions rise(10/30)

出典元:The Guardian:Anti-France protests draw tens of thousands across Muslim world(10/30)

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