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コロナの死亡者数を発表する担当官が、まさかのピエロ衣装【アメリカ】

コロナの死亡者数を発表する担当官が、まさかのピエロ衣装【アメリカ】
YouTube/Oregon Public Health Division

アメリカ・オレゴン州保健局が10月14日に投稿したオフィシャル動画。その中でなんと、担当官がピエロの格好をして、新型コロナ感染症による死亡者数を発表している。

 

ハロウィンの仮装

 

「オレゴン州の新型コロナウイルス(COVID-19)感染者数は、今日までの累計で38,169人。新規感染者は390人。また、悲しいことですが、本日は3人の死亡を報告しなければなりません。これでオレゴン州における新型コロナによる死亡者数は608人となりました」

 

動画の中でこう発表する保健局の上級職員・Claire Pocheさんは、白黒の水玉模様のシャツに真っ赤なネクタイ、黄色のパンツという派手な格好。そして顔は、見間違いようもなくピエロのメイクだ。

 

地元メディアの編集者・Samantha Swindlerさんがこれを「悪夢以外の何物でもない」と評し、「オレゴン州保健局は、これをいいアイディアだとでも思ったのか?」とツイートしてから、SNSで瞬く間に拡散された。下にあるのは拡散されているものの1例だ。

 

オレゴン州保健局の上級職員は、COVID-19による1日の死者数の発表を、ピエロのメイクをした顔で行なった。オレゴンには本当にピエロの格好をしたおかしな人たちがいて、パンデミックへの対策を講じているのだ。そのことで、別に驚きはしないがね。

 

保健局によれば、発表を担当した職員がピエロの格好をしていたのには理由があったとのこと。実はその動画、全部で24分ちょっとある長いもので、メインテーマは「COVID-19の感染を防ぎながらハロウィンを楽しく祝う方法」だった。ピエロ以外にも「トトロ」の着ぐるみを着た別の職員が登場し、ハロウィンの際の感染防止策について説明している。感染者数/死亡者数の発表は冒頭の40秒だった。(下のYouTube動画はその全編)

 

 

湧き起こった批判と皮肉

 

いくらハロウィンとはいえ、「これは行き過ぎ」と感じた人は多かったようだ。海外のSNSには皮肉交じりの批判が溢れている。そのいくつかをご紹介しよう。

 

彼ら保健局の人間は、僕らがずっと前から分かっていることを受け入れただけだよ。それは、保健局は単なる道化者の集まりだ、ということさ。——Mister Toxic @Parler: MisterToxic

 

「公衆衛生(パブリック・ヘルス)」というけれど、保健局の人たちは、公衆のことより自分たちのメンタル・ヘルスを考えた方がいい。——Carl Vernon@RealCarlVernon

 

これには唖然とした。けど、あまりに不条理な場面だったので、ヒステリックな笑いが止まらなかった。——l.t.dougherty@ltdoughertyart

(了)

 

出典元:The IndianExpress:Outrage over health official dressing up as clown to announce COVID-19 death toll(10/30)

出典元:The Oregonian:Stephen Colbert pokes fun at Oregon health official who put ‘a happy face on the pandemic’(10/31)

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