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オランダでゴッホの新たなスケッチ画を発見、初期の頃に描かれた可能性

オランダでゴッホの新たなスケッチ画を発見、初期の頃に描かれた可能性
Twitter/Van Gogh Museum

オランダの後期印象派の画家、ビンセント・ヴァン・ゴッホの新しいスケッチ画が発見され、注目を集めている。

 

椅子に座り疲れ果てている男性のスケッチ

 

その作品は、オランダのある家庭において、個人的な所蔵品として1世紀以上も保管されていたものだという。

 

しかし先日、オランダにある「ヴァン・ゴッホ美術館」が、この絵がゴッホ自身の作品であると認めた。

 

この絵は「Study for Worn Out(『疲れ果てて』のための習作)」と呼ばれ、椅子に座って疲れ果てている年配の男性の姿が描かれており、ゴッホの初期の作品と考えられている。

 

絵にはサインも書かれていた

 

「Study for Worn Out」は鉛筆で書かれたスケッチで、「ビンセント」と書かれたサインも残っていたという。

 

この作品は、ゴッホがまだオランダのハーグに住んでいる時、29歳の頃から絵を学び始めた1882年に描かれたと考えられている。

 

9月16日から、アムステルダムにある美術館で展示されており、来年の1月2日まで一般公開される予定だとか。「ヴァン・ゴッホ美術館」の上級研究員であるTeio Meedendorp氏さんは、次のように語っている。

 

「この作品は、これまでどこでも見たことがありません。この絵が公開されるのは初めてのことです。この絵にどれほどの価値があるかを語ることは、間違いなく不可能です」

 

ゴッホはこの絵を元にして、直後に少し違うバージョンの絵を描いており、現在は「Worn Out(疲れ果てて)」というタイトルで博物館に収蔵されている。

 

新しいゴッホの作品が見つかるのは非常に珍しいことで、この作品は当時のゴッホの制作過程を知る上で非常に貴重なものだという。(了)

 

出典元:BBC:Vincent Van Gogh: Newly discovered drawing goes on display(9/16)

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