小型犬が逃走し、1日で160キロに及ぶ壮大な旅をする【スイス】
スイスで、小型犬が、想像も絶するような長い距離を移動していたことが報じられている。
14歳のボーダー・テリア
その犬とは、「ラッキー」と名付けられた、14歳のメスのボーダー・テリアだ。
「ラッキー」は、飼い主によりベルン地方にあるケンネル(飼育所・預り所)に預けられていたが、7月31日に逃走。
8月1日の朝には、約160キロ離れたジュネーブに現れたという。
An escaped Border Terrier named Lucky made an epic 160-kilometre journey across #Switzerland on the eve of the country’s national holiday, media reported Friday.
Her owners had left her in kennels in Bern canton, but the 14-year-old dog broke out Monday evening.
The following… pic.twitter.com/EFlMNiGSY8— KUWAIT TIMES (@kuwaittimesnews) August 4, 2023
マイクロチップで飼い主が判明
当時、ジュネーブの住民が道端で「ラッキー」を見つけ、当局に通報。「ラッキー」はマイクロチップを装着していたため、警察は、ドイツのベルリンで知らせを待っていた飼い主をすぐに突き止めたという。
ただ、飼い主のジェニファー・ワグナーさんは、「ラッキー」の壮大な旅にはちょっとした助けがあり、人懐っこい「ラッキー」を誰かが拾って、ジュネーブまで連れて行ったに違いないと考えている。
ワグナーさんはスイスの公共放送「RTS」に対して、「ラッキーが(全行程を)走ったとは思えません。160キロもあるんですよ。そんな短時間で犬が走るのは不可能です」と語っている。
発見されたラッキーにケガをした様子は見られず、毛に数匹のダニがいただけだったそうだ。
ワグナーさんも「ラッキーが健康で、死なず、ケガもなかったことを幸運に思っています」と喜んでいる。(了)
出典元:The Guardian:Border terrier makes incredible journey 100 miles across Switzerland(8/4)