Switch news

知っておきたい世界のニュース

ガザ地区での停戦に、イスラエルの極右閣僚が反対、実現が不透明

ガザ地区での停戦に、イスラエルの極右閣僚が反対、実現が不透明
X_Al Jazeera English

アメリカ政府などは、ガザ地区での停戦交渉を進めているが、その実現は不透明なようだ。

 

諜報機関の長官がカタールに派遣されるも…

 

アメリカのジョー・バイデン大統領は1月12日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話で会談したという。

 

バイデン大統領は会談で、ガザ地区における即時停戦の必要性を強調し、戦闘停止による人質の解放と、人道支援の増加が必要だと訴えたそうだ。

 

すでにイスラエルのネタニヤフ首相は、諜報機関「モサド」や「シンベト」の長官をカタールに派遣し、「ハマス」と停戦や人質解放の交渉を進めることを承認している。

 

しかしイスラエル政権内の極右大臣、ベザレル・スモトリッチ財務相やイタマール・ベングヴィル国家安全保障相などは、停戦合意に反対しているそうだ。

 

しかもイスラエルの指導者らは、停戦合意が実現しても戦争を終わらせず、ヨルダン川西岸地区やシリアの大部分、レバノン南部の地域を占領し続け、ガザ地区で軍事支配を維持し、入植地を建設しようと考えているという。

 

一方、イスラエル国内では1月11日にも、停戦に合意するよう求める大規模なデモが、テルアビブで行われた。

 

ガザ地区北部で攻撃が続く

 

停戦交渉が進められる中でも、ガザ地区ではイスラエル軍の攻撃が続けられ、多数のパレスチナ人が殺害された。

 

ガザ地区北部のガザ市にあるShujayea地区では1月12日、イスラエル軍の攻撃で3人のパレスチナ人が死亡。ガザ市北部のMukhabarat地区でも、イスラエル軍の攻撃で2人が殺害されたという。

 

またガザ地区北部のシャティ難民キャンプでも、イスラエル軍のドローンにより、パレスチナ人の若者1人が殺された。

 

イスラエル軍は1月12日、ガザ地区中部のヌセイラト難民キャンプ北部の住む人々に対し、新たな強制避難命令を発令、住民に対し、その地域を放棄しなければ殺される危険があると警告したという。(了)

 

出典元:Aljazeera:Israeli siege of north Gaza leaves 5,000 dead, missing after 100 days(1/12)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top