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トランプ政権、男性をギャングと間違え、エルサルバドルの刑務所へ移送

トランプ政権、男性をギャングと間違え、エルサルバドルの刑務所へ移送
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アメリカのトランプ政権は、ギャングのメンバーとみられる男たちを国内で拘束し、エルサルバドルの刑務所へ強制送還したが、そのうちの1人の男性を間違って移送したと認めた。

 

2019年に保護が認められた男性

 

その男性とは、エルサルバドル国籍のキルマー・アブレゴ・ガルシアさんだ。

 

彼は2019年にアメリカの移民裁判官から保護ステータスを付与され、メリーランド州に住んでいたという。

 

しかし3月12日、仕事帰りに息子を車で迎えに行ったガルシアさんは、移民関税執行局(ICE)の職員に止められ、保護ステータスが変わったと告げられたそうだ。

 

そして3日後の3月15日、ガルシアさんは、エルサルバドルとベネズエラのギャングのメンバーとされる200人以上の男らと共に、飛行機でエルサルバドルにある悪名高いテロリスト収容センター(CECOT)に強制送還された。

 

政府が「行政上の誤り」「見落とし」と認める

 

当初、移民関税執行局は、ガルシアさんが、ギャングの「MS-13」で重要な役割を果たしていたため、移送したと発表。

 

しかしガルシアさんの弁護士は、彼がギャングとは何ら関係がなく、もともとギャングの暴力から逃れるためにエルサルバドルから逃亡したのだと主張した。

 

そして4月1日、トランプ政権は裁判所への提出書類で、ガルシアさんにはエルサルバドルへの移送を禁じる法的命令があったとし、強制送還は「行政上の誤り」と「見落とし」によるものだと認めたという。

 

トランプ政権が帰還させようとせず

 

にもかかわらず、トランプ政権は証拠を示さず、ガルシアさんが「MS-13」のメンバーであり、コミュニティにとって危険だと主張。彼をアメリカへ戻す要求を拒否しているという。

 

アメリカ司法省も、ガルシアさんが現在、エルサルバドル政府に拘束されており、アメリカの拘留下にはないため、連邦裁判所には同氏の帰還を促進する権限がないと主張。

 

また司法省は「たとえガルシアさんの送還を命じる権限があったとしても、エルサルバドルがアメリカの要請で被拘留者の釈放要請を検討する意向さえ示していない」と述べたそうだ。

 

サイモン・サンドバル・モシェバーグ弁護士は、トランプ政権が依頼人の帰還を試みようとしないことを非難し、次のように述べている。

 

「私はこれまでも不当な国外追放事件を扱ったことがある。トランプ前政権のときもそうだったが、どの事件でも、彼らは自分が何をしたのかに気付くと、(ごまかすために)あらゆる手段を講じてきました」

 

しかもガルシアさんのケース以外にも、多くのベネズエラ人の弁護士や親族は、依頼人や家族がギャングのメンバーであるという政府の主張を、強く否定しているという。(了)

 

出典元:CBS:Trump ICE official admits “administrative error” in deporting man to El Salvador prison(4/1)

出典元:METRO:Trump sent father to El Salvador prison by mistake and now can’t get him back(4/2)

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