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トランプ政権で内紛が勃発!マスク氏が大統領顧問を「間抜け」と発言

トランプ政権で内紛が勃発!マスク氏が大統領顧問を「間抜け」と発言
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トランプ政権内において、関税政策を巡り、意見が分かれており、イーロン・マスク氏が大統領顧問を侮辱した。

 

以前から大統領顧問を非難してきた

 

トランプ氏の政策を推進してきたマスク氏は、以前から関税政策の立案者の1人で、貿易・製造業担当の大統領顧問である、ピーター・ナバロ氏を攻撃してきたという。

 

まずは4月5日、ソーシャルメディアのユーザーが、ハーバード大学で経済学の博士号を取得したナバロ氏の関税政策を擁護する動画を投稿した時、マスク氏は「ハーバード大学で経済学の博士号を取得するのは悪いことであり、良いことではない」と指摘した。

 

またマスク氏は5日、右派のイタリア連盟会議のライブ配信で演説した時にも、トランプ大統領に対し、アメリカとヨーロッパが「非常に緊密で強力なパートナーシップ」を築き、「ゼロ関税」政策に移行すべきだと進言したと明らかにした。

 

これに対し、ナバロ氏はトランプ大統領の関税政策を擁護。4月8日には、その政策に異議を唱えるマスク氏を、「製造業者」ではなく「自動車組み立て業者」と呼び、「テスラ」の主要部品は海外から来ていると主張したという。

 

マスク氏は、この発言に反応し、SNSで「ナバロは本当に間抜けだ。ここで言っていることは明らかに間違っている。テスラはアメリカ製の車を最も多く持っている。ナバロはレンガ袋よりも阿呆だ」と投稿した。

 

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「自分の利益を守っているだけ」

 

ナバロ氏は4月6日、フォックス・ニュースの番組「サンデーモーニング・フューチャーズ」のインタビューで「イーロンは車を売っている。彼は単に自分の利益を守っているだけだ」と非難していたという。

 

EUはトランプ氏が「相互関税」を発表する数週間前から、「ゼロ関税」政策を提案しており、マスク氏も「ヨーロッパと北米の間を移動する自由が、もっと与えられるべきです。ヨーロッパで働きたい、あるいはアメリカで働きたい人は、そうすることが認められるべきだ」と主張していた。

 

しかしトランプ氏自身は、「ゼロ関税」の政策には乗り気ではなく、7日の記者会見でも「それは実現しないだろう」と述べていた。

 

一方、トランプ政権は、54%の関税を課していた中国が、報復関税の措置をとると発表したことから。さらに50%の関税を上乗せし、4月9日には104%の関税を課すと明らかにした。(了)

 

出典元:ABC News:Musk and top Trump adviser feud over tariffs: ‘Dumber than a sack of bricks’(4/9)

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