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アメリカのトランプ大統領は、政府機関の一部が閉鎖したことを民主党の責任にしようとしているようだが、世論調査では反対の回答が多くを占めた。

47%がトランプ大統領と共和党の責任

「ワシントン・ポスト」紙が閉鎖初日の10月1日に実施した世論調査では、政府機関の閉鎖の「主な責任者」は誰だと思うかとの質問に対し、回答者の47%がトランプ大統領と共和党議員の責任だと回答したという。

そして回答者の30%が民主党議員の責任だと答え、23%は「わからない」と回答したそうだ。

また回答者の66%が政府機関の閉鎖について「非常に」または「ある程度」懸念していると回答し、34%は「あまり」または「全く」懸念していないと答えたという。

今回の政府機関の停止により、数千人の連邦政府職員が無給となり、様々な政府の活動が停止している。

NYTの世論調査は微妙に異なる

「ワシントン・ポスト」紙の世論調査は、1010人を対象にショートメールで回答が寄せられており、閉鎖に関して、国民の意見を測る初の主要な全国調査の1つになる。

一方、閉鎖前の9月30日に発表された、「ニューヨーク・タイムズ」紙による調査の結果では、回答者の33%が政府機関閉鎖の責任は「両党（共和党・民主党）」にあると回答したという。

また回答者の4分の1強（26%）が、共和党議員とトランプ大統領に責任があると答え、19%が民主党に責任があると非難したそうだ。

さらに21%は、閉鎖について十分に情報を得ていないため、誰に責任があるのか判断できないと回答している。

「ニューヨーク・タイムズ」紙の調査は9月22日から9月27日にかけて、登録有権者1313人を対象に実施され、誤差は±3.2％だったという。

アメリカの省庁は、トランプ大統領の発言に沿い、政府機関閉鎖について、ホームページで民主党に責任を押しつける主張を展開しているが、これは公務員の職権を利用した政治活動を禁止する「ハッチ法」に違反しているとの指摘も出ている。（了）

出典元：USA TODAY：GOP, Trump get more blame for shutdown than Democrats, poll shows(10/2)