ホワイトハウス・リービット報道官の関係者を、ICEが拘束

アメリカ・ホワイトハウスの報道官と関係のある人物が、移民関税執行局(ICE)によって拘束された。
リービット報道官の甥の母親
移民関税執行局(ICE)によって拘束されたのは、ホワイトハウスのキャロライン・リービット報道官(28)の甥の母親である、ブルーナ・フェレイラさん(33)だ。
彼女は6歳の頃、家族と一緒にブラジルからアメリカへ移住し、現在はマサチューセッツ州のボストンで暮らしているという。
フェレイラさんは、リービット報道官の兄であるマイケル・リービット氏(35)と以前、交際(婚約)しており、2人の間には11歳の息子、マイケル・リービット・ジュニア君がいるそうだ。
しかしホワイトハウスの関係者の話によれば、現在マイケル氏と彼女は別れているらしく、息子は父親と暮らしており、リービット報道官もフェレイラさんと何年も会話を交わしていないという。
そして11月12日、フェレイラさんは学校に息子を迎えに行くため自宅を出てから、移民関税執行局(ICE)の職員に囲まれ、拘束された。
妹がICEに異議を申し立てる
当時、移民関税執行局(ICE)の職員は、氏名と運転免許証の提示を求めたが、フェレイラさんは身分証明書を持っていなかったという。
そして現在、彼女はルイジアナ州の移民関税執行局(ICE)の施設に拘留されているそうだ。
国土安全保障省の報道官は、フェレイラさんが1999年6月6日までに出国を義務付けられた「B2観光ビザ」で、アメリカへ入国したと主張。現在、彼女はICEのセンターに拘留され、国外退去の手続き中であると明らかにした。
一方、フェレイラさんの妹、グラツィエラ・ドス・サントス・ロドリゲスさんは、ICEの訴追に異議を申し立て、訴訟費用を工面するためにGoFundMeページを開設した。
そのサイトの投稿によると、フェレイラさんは、幼少時にアメリカへ入国した者を一時的に国外退去から保護するプログラム「若年移民に対する国外強制退去の延期措置(DACA)」を通じて、合法的に滞在してきたという。
またフェレイラ氏の弁護士、トッド・ポメルロー氏もCNNに対し、依頼人は現在、アメリカの市民権取得のため、「合法的な移民手続き」の真っ最中だったと語っている。(了)
出典元:The Guardian:Mother of Karoline Leavitt’s nephew detained by US immigration agents(11/26)

























