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中国の習主席、年末の演説で台湾の統一を誓う

中国の習主席、年末の演説で台湾の統一を誓う
X_@SpoxCHN_MaoNing

中国の習近平国家主席は12月31日、北京で毎年恒例の年越し演説を行い、中国と台湾の統一を誓った。

 

「統一の流れは止められない」

 

12月29日と30日に台湾周辺で大規模な演習を行った翌日、習主席は演説で、「祖国の統一という時代の流れは止められない」と述べ、中国と台湾が統一されると誓ったという。

 

また習主席は演説で、今年北京で開催した複数の多国間会議、特に8月に開催された上海協力サミットの成果を強調。キックボクシングをするロボットや、5月に打ち上げられた彗星探査ミッション「天問2号」など、中国のハイテク技術の進展にも言及したそうだ。

 

この演説は中国の国営メディアで放送され、映像には第二次世界大戦終結80年を記念して、昨年9月に行われた中国史上最大規模の軍事パレードの映像がいくつか挿入されたという。

 

習近平国家主席は、台湾の併合と、他国が台湾を中国共産党が統治する「1つの中国」の一部として承認することを求めている。

 

しかし台湾人の大多数は、「1つの中国」との考えを拒否しているという。

 

「国家主権を断固として守る」

 

台湾の頼清徳総統は1月1日午前の演説で、中国の「高まる拡張主義的野心」を改めて警告し、「国家主権を断固として守る」と誓った。

 

頼氏はまた、台湾議会で多数を占める野党に対し、国防予算を増額する特別法案の阻止をやめるよう強く要求。「中国の驚くべき軍事的野心に直面している台湾には、待つ時間はなく、ましてや内紛に明け暮れる時間はない」と訴えたそうだ。

 

中国人民解放軍による実弾演習は12月30日に終了したが、台湾は依然として警戒態勢を強めているという。

 

実際、いまだに中国海軍と海警局の艦艇25隻が台湾周辺に展開しており、また監視気球2機が打ち上げられ、うち1機は台湾北部の海岸線上空を飛行しているそうだ。

 

この大規模演習は、「正義の使命2025」と名付けられ、中国海軍、空軍、ロケット弾部隊、沿岸警備隊が参加し、台湾本島を包囲。またこれまでの演習よりも台湾に接近し、2日間で少なくとも200機の軍用機が参加したとみられている。

 

台湾側は、この演習で中国側から27発のミサイルも発射され、そのうちいくつかは台湾の海岸線から27海里以内に着弾したと発表した。

 

今回の中国の軍事演習については、イギリスや日本、オーストラリア、フィリピン、EU、アメリカなどが批判したという。(了)

 

出典元:The Guardian:Xi Jinping vows to reunify China and Taiwan in New Year’s Eve speech(12/31)

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