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トランプ大統領、ミネソタ州での移民捜査の緩和を示唆、しかし混乱が続く

トランプ大統領、ミネソタ州での移民捜査の緩和を示唆、しかし混乱が続く
X_Governor Tim Walz

アメリカのトランプ大統領は、看護師の男性、アレックス・プレッティさんが移民捜査官に射殺されたことを受け、ミネソタ州での取り締まりの「緩和」を示唆した。

 

「緊張を緩和した形で…」

 

トランプ大統領は、ABC Newsのインタビューで、今月ミネソタ州のミネアポリスでアメリカ市民のレニー・グッドさんとアレックス・プレッティさんが射殺されたことを受け、連邦移民捜査官の「より緩和的な」アプローチを示唆した。

 

ミネソタ州での移民捜査の指揮は、国土安全保障省のクリスティ・ノーム長官から国境警備隊長のトム・ホーマン氏に引き継がれることになったが、ABC Newsの記者は「これで何かが変わるのか」と大統領に尋ねた。

 

この質問に対しトランプ氏は、「もう少しリラックスしたやり方で、始められるかもしれない」と述べ、「任務を完遂し、うまくやり遂げたい。緊張を緩和した形でやり遂げられると思う」と答えたという。

 

ただ、この発言によってトランプ氏の政策が急激に変更するとは考えにくく、彼が現時点で、ミネソタ州における世論に耳を傾けているだけとの見方もある。

 

実際、ミネソタ州のティム・ウォルツ知事も28日の朝、記者団に対し、移民関税執行局(ICE)がミネアポリス市から撤退したという証拠はまだ目にしていないと発言した。

 

エクアドル領事館へ侵入を試みる

 

パム・ボンディ司法長官は28日、ミネアポリスに派遣中の連邦捜査官が、法執行官への暴行容疑で、デモ参加者16人を逮捕したと述べた。

 

ボンディ司法長官は、逮捕されたのは「連邦法執行官に抵抗し、妨害してきた者たち」だとし、「以前にも言ったし、もう一度言います。トランプ大統領と司法省が法を執行するのを止めるものは何もありません」とSNSに投稿した。

 

また27日には、ミネアポリスにあるエクアドル領事館に移民関税執行局(ICE)の職員が入ろうとして、領事館職員に阻止される出来事も起きた。

 

移民捜査官は、領事館に逃げ込んだエクアドル人を追っていたとみられるが、国際条約に基づき、領事館は不可侵とされているため、その後エクアドル外務省は抗議したという。

 

射殺した2人の職員が休職

 

一方、看護師の男性、アレックス・プレッティさんを射殺したとされる2人の税関・国境取締局(CBP)の職員が、現在休職していることが明らかになった。

 

この事件で国土安全保障省のクリスティ・ノーム長官は、プレッティさんが所持していた銃で捜査官に危害を加えようとしていたと主張し、彼を「国内テロリスト」と呼んだ。

 

しかしこれに対し、共和党のランド・ポール上院議員は28日、FOXニュースで、アレックス・プレッティ氏が「警官を襲撃した」と「信じているアメリカ国民はいない」とし、次のように述べた。

 

「人々がビデオを見て、政府が『彼は捜査官を襲撃していた』と説明しても、客観的な立場の人間は誰もそれが起こっているとは信じません」

 

歌手のブルース・スプリングスティーン氏は1月27日、ミネアポリス市に迫る「国家テロ」に反対する姿勢を示し、新曲をリリースした。

 

その曲のタイトルは「Streets of Minneapolis」で、彼によれば、この曲は1月24日に書き、27日にレコーディングしたという。

 

スプリングスティーン氏は声明で、この曲を「ミネアポリスの人々、私たちの罪のない移民の隣人、そしてアレックス・プレッティとレニー・グッドの思い出に捧げます。自由であれ」と述べた。

 

 

ミネソタ州のティム・ウォルツ知事夫妻は28日の朝、ミネアポリスにあるアレックス・プレッティ氏の記念碑を訪れ、追悼の意を表しながら、感極まった様子を見せたという。

 

 

ウォルツ知事は28日、トランプ政権の姿勢が変わると思うかと記者から問われ、次のように答えた。

 

「姿勢の変化にはあまり関心がありません。ただ、彼ら(移民捜査官)がここから出て行ってくれること、そして何が起こったのか、政府に説明責任を負ってほしいだけです」(了)

 

出典元:The Guardian:Federal agents involved in fatal shooting of Alex Pretti placed on administrative leave – live(1/28)

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