トランプ大統領、クリスティ・ノーム国土安全保障長官を解任

アメリカのトランプ大統領は3月5日、国土安全保障長官のクリスティ・ノーム氏を解任すると明らかにした。
国土安全保障長官の後任も発表
ノーム氏に関しては、移民当局によるアメリカ市民2人の殺害や、彼女が副大統領候補と個人的な関係にあったとの報道を受け、数週間にわたり、民主党だけではなく共和党からも批判が高まっていた。
トランプ氏は、「ノーム氏は我々に多大な貢献をし、数々の素晴らしい成果を上げてきた(特に国境問題で!)」と述べ、彼女が「アメリカの盾」の特使に就任すると明らかにした。(アメリカの盾については、まだ詳細は明らかにされていない)
また国土安全保障長官の後任には、共和党上院議員で「MAGA」のマークウェイン・マリン氏が選ばれ、3月31日付で就任すると述べた。
犠牲者を「国内テロリスト」と呼ぶ
今年1月、ミネソタ州のミネアポリスで、移民関税執行局(ICE)などの捜査官により地元の女性、レニーグッドさんやアレックス・プレッティさんが射殺された時、ノーム氏は2人を「国内テロリスト」と呼び、その後、痛烈な批判を浴びてきた。
また3月の公聴会でも、自身の発言を撤回せず、自らの非を認めていない。
ノーム氏の解任は、トランプ大統領2期目における最初の大規模な人事異動となり、民主党は彼女の解任を歓迎している。
しかし下院少数党(民主党)院内総務のハキーム・ジェフリーズ氏は記者会見で、今回の辞任によって国土安全保障省への予算配分に関する民主党の姿勢は変わらない、と述べたという。
実は、上院民主党が国土安全保障省への歳出法案を阻止したため、2月中旬から傘下の移民関税執行局(ICE)の一部施設が閉鎖されている。
歳出法案を阻止したのは、民主党が要求していた、移民捜査官の行動を規定する新たな規則、例えばボディカメラの着用義務や覆面着用の停止、捜査令状に関する厳格化などが認められなかったためだ。
共和党の元下院議員で元サウスダコタ州知事のノーム氏は、2024年に再選を目指していたトランプ氏の副大統領候補と目されていたが、著書で過去に愛犬を射殺したことを認めたため、最終的に候補から外されたという。(了)
出典元:The Guardian:Trump fires homeland security secretary Kristi Noem(3/5)

























