中国共産党が新型コロナで苦しむインドを揶揄する投稿、批判を浴び削除
中国共産党の関連組織が、新型コロナウイルスの感染爆発に苦しむインドをからかう投稿を行い、批判を浴びている。
ロケットと火葬の写真を並べる
そのアカウントとは、中国共産党の「中央政治法務委員会」のもので、彼らは先日ウェイボーに投稿したという。
そこには中国でロケットを発射する写真と、インドで新型コロナにより亡くなった人を火葬する写真が並べられていた。
そしてキャプションには「中国における点火VSインドにおける点火」といった内容が書かれていたという。
【中央政法委微博幸灾乐祸引外交风波】
中共中央政法委微博5月1日发布的“中国点火VS印度点火”引起印度驻华大使馆抗议。
有关贴文已被删。#战狼 pic.twitter.com/20W7J3U67b— 自由亚洲电台 (@RFA_Chinese) May 1, 2021
中国人ユーザーも批判
しかし、これを見た中国人のユーザーは、投稿を批判。写真のスクリーンショットを投稿し、「中国はインドに対して同情を示すべきだ」と述べたそうだ。
また中国メディア「Global Times」のHu Xijin編集長も批判し、「今こそ、人道主義の旗を高く掲げよ!インドへの同情を示し、中国社会の高い道徳基盤を確固たるものにせよ」と投稿している。
「中央政治法務委員会」による投稿は、習近平主席がインドのモディ首相に対して、お悔やみのメッセージを送った後に行われており、当時習主席は「中国は、インドとの協力関係を強化し、必要に応じて追加の支援を行うことを望んでいる」と述べていたという。
現在、「中央政治法務委員会」の投稿は批判を浴びたため、削除されている。(了)
出典元:BBC:Backlash after China Weibo post mocks India Covid crisis(5/2)