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米共和党議員、アニメを編集してライバル議員を殺し、バイデン大統領を襲うシーンを投稿 物議に

米共和党議員、アニメを編集してライバル議員を殺し、バイデン大統領を襲うシーンを投稿 物議に
YouTube/John Hoopes

米共和党の議員が、アニメを編集した過激な動画を自身のツイッターに投稿。そこに写っているのは、戦うヒーローの顔に自分の顔画像を貼り付けた改変キャラ。同じく民主党の女性議員に改変した敵キャラを殺傷し、さらにはバイデン大統領にまで斬りかかっていく。

 

キャラの顔を実在人物にすげ替え

 

共和党のポール・ゴサール(Paul Gosar)議員が、今月7日に投稿した動画。アニメ『進撃の巨人』のシーンが利用されているのだが、ヒーローの顔はゴサール氏の顔に、敵キャラの顔は民主党のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス(Alexandria Ocasio-Cortez)議員の顔にすげ替えてある。

 

空高く舞い上がったゴサール氏(のキャラ)が、レーザーブレードでコルテス議員の背中を斬りつけると、コルテス議員は血飛沫を上げて倒れる。ヒーローのゴザール氏は次に、敵のボスキャラである巨大なバイデン大統領に斬りかかっていく。

 

オリジナルの動画は現在削除されているが、SNS上にシェアされたものが多数残っている。

 

 

 

動画の動きが速く、よく見えないかも知れないが、一時停止すると顔のすげ替えがはっきり分かる。

 

YouTube/John Hoopes

 

Instagram/repgosar
YouTube/John Hoopes
YouTube/John Hoopes
Instagram/Alexandria Ocasio-Cortez
YouTube/John Hoopes

 

「気持ち悪い同僚が、私を殺す妄想動画を投稿した」

 

さて、アニメの中で殺されてしまった民主党のコルテス議員だが、さすがに黙ってはいなかった。ツイッターで歯に衣を着せぬ反撃をしている。特に凄まじい部分を挙げると……

 

「ネオナチ・グループのために資金集めをしている一人の気持ち悪い同僚議員が、私を殺す妄想ビデオを投稿した」

 

「この男はしょせん、湿った爪楊枝の寄せ集めにすぎない」

 

「白人至上主義は、彼のように極度にひ弱で悲しい男のためのものだ。彼らは、心の底では自分がピクルスの瓶ひとつ開けられず、本を一冊読み切ることもできないことを知っている。だから、生まれながらに自分は優れている、という神話に頼って自己確認するしかないのだ」

 

一方、ゴサール議員の側からは、ネット上のキャンペーンを担当するJessica Lycos氏が、「誰にも息抜きは必要だ」と擁護。後日、ツイッターにも「マンガなんだから、躍起にならないでよ」と書き込んだ。

 

だが、事はそう簡単に済みそうにない。民主党のペロシ(Nancy Pelosi)下院議長は、「暴力による脅迫は容認できない」とし、下院倫理委員会や捜査機関による調査を求めている。 (了)

 

出典元:Metro:Republican posts anime video of himself killing AOC and attacking Joe Biden(11/9)

出典元:The Washington Post:Rep. Paul Gosar tweets altered anime video showing him killing Rep. Ocasio-Cortez and attacking President Biden(11/9)

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