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ポーランドがウクライナへ平和維持部隊の派遣を提案予定【NATO首脳会議】

ポーランドがウクライナへ平和維持部隊の派遣を提案予定【NATO首脳会議】
flickr_Günter Hentschel

ポーランド政府は、ウクライナでロシア軍により非人道的な攻撃が行われているとして、平和維持部隊の派遣を提案する予定だという。

 

NATO緊急首脳会議で提案予定

 

ポーランドは3月18日、24日に開催される予定のNATO緊急首脳会議において、ウクライナへの平和維持活動に関する提案を正式に提出すると述べていた。

 

活動の詳細についてはまだ不明だが、恐らくウクライナにNATO軍が入り、平和維持部隊として停戦および監視を行うものとみられている。

 

これに対しロシアのドミトリー・ペスコフ報道官は、ウクライナへの平和維持部隊の派遣は「非常に無謀で危険な決定になりうる」「悲惨な結果になる」と警告したという。

 

またペスコフ報道官は電話での取材で、記者に対し「ロシア軍とNATO軍が接触する可能性があれば、修復が困難な明確な結果をもたらす可能性がある」とも述べたそうだ。

 

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相も3月23日、公演でNATOの平和維持部隊について触れ、「これは、ロシア軍とNATO軍との直接の衝突になる。このことは誰もが避けようとしてきただけでなく、原則として行われるべきではないと言ってきた」と警告した。

 

ロシア政府高官が退任

 

一方、ロシアの政府高官が先日、退任した。その高官とは、大統領特別代表(気候変動特使)のアナトリー・チュバイ氏(66)だ。

 

チュバイ氏は、プーチン政権に残った1990年代の経済改革者だとされ、欧米の高官と密接な関係を維持してきた数少ない人物だったとされている。

 

 

また日経新聞によれば、プーチン大統領は2020年12月、チュバイ氏を大統領特別代表に任命し、特に欧米や日本などとの水素事業の協力進展にあたらせていたという。

 

しかし3月23日、チュバイ氏は自ら退任を申し出たそうだ。

 

退任の理由については、ウクライナ侵攻への抗議から、との見方が伝えられており、それが事実なら、プーチン政権と対立した政府関係者の中でも、最高ランクの人物となる。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war latest news: Zelenskiy expects ‘meaningful steps’ at Nato, EU and G7 summits – live(3/23)

出典元:日経新聞:国際機関担当のロシア高官が辞任 侵攻に抗議か(3/23)

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