米政府、プーチン大統領の娘とロシアの大手銀行に新たな制裁
アメリカが、ロシアのプーチン大統領の親族やその他の高官、そしてロシアの大手銀行に新たな制裁を科すことを決めた。
プーチンの娘ら、外相の妻娘にも制裁
アメリカ政府高官は4月6日、ロシアのプーチン大統領の成人した2人の娘たち、そしてラブロフ外相の妻と娘にも資産凍結などの制裁を科すと発表した。
またメドベージェフ前大統領を含むロシア国家安全保障会議のメンバー21人の資産も凍結することを決定した。
プーチン大統領の娘は現在、事業を行っていると言われており、またラブロフ外相の妻や娘も、外相への制裁の抜け道になっていると考えられてきた。
Lavrov’s daughter, who was sanctioned by Treasury today, was born in the U.S., went to school at the private Dwight School in New York and graduated from Barnard. This will have a substantive impact on her life.
— Paul Sonne (@PaulSonne) April 6, 2022
「ソ連型の生活水準に戻される」
またアメリカ政府高官は、ロシアの銀行大手「スベルバンク」と「アルファバンク」に対して、アメリカとの取引禁止などの制裁を行うことを発表している。
We are implementing sanctions on two of the largest Russian financial institutions, designating the adult children of President Putin, the wife and adult child of Foreign Minister Lavrov, and 21 members of Russia’s National Security Council, including former President Medvedev.
— Secretary Antony Blinken (@SecBlinken) April 6, 2022
これら2つの銀行は、ロシアの銀行総資産の3分の1を保有するとも言われており、今回の制裁によって、金融ショックが劇的にエスカレートするという。
アメリカ政府高官は「ロシア人が、1980年代のソ連型の生活水準に戻されるかもしれない」と述べている。
また今回の制裁により、ベンチャーキャピタルや合併を含め、アメリカ人によるロシアへの投資も禁じられた。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Russia’s retreat from Kyiv ‘largely complete’, say western officials; people in east told to flee – live(4/6)