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ロシア政府の報道官が、ウクライナへの侵略で大きな損失を被ったと認める

ロシア政府の報道官が、ウクライナへの侵略で大きな損失を被ったと認める
Twitter/Sky News

ロシア政府の報道官が、ウクライナへの侵略で、ロシア軍が被った損害の大きさを認めた。

 

「著しい損失を被った」と認める

 

ロシアのドミトリー・ペスコフ報道官は、イギリスのメディア「Sky News」のインタビューにおいて、ウクライナでの戦争がロシアにとって屈辱的なものだったかを問われた。

 

その質問に対し、ペスコフ報道官は珍しく「著しい損失」を被ったことを認め、この戦争がいかにひどいものであったかを告白したという。

 

彼は「我々はかなりの兵力を失った。そして、それは我々にとって大きな悲劇だ」と語ったが、実際にどのくらいのロシア兵を失ったのかは、明らかにしなかった。

 

 

またペスコフ報道官は、近い将来、ロシアの作戦が目標を達成し、またはこの戦闘がウクライナとの交渉によって終わることを期待していると述べた。

 

人権理事会の資格停止に「残念だ」

 

ロシア側は3月下旬、1351人の兵士を失い、3825人が負傷したと発表した。その一方、NATOの高官は3月下旬、ウクライナでの4週間の戦闘で7000〜1万5000人のロシア兵が死亡したと推定している。

 

またペスコフ報道官は、ロシアがウクライナへの侵攻を理由に、国連人権理事会の資格を剥奪されたことを聞かれ、「残念だ」と答えると同時に、「我々はあらゆる可能な法的手段を使って、我々の利益を守り続ける」と述べたという。

 

その後、「Sky News」の司会者は、ウクライナのブチャで起きた大量虐殺の映像について質問。ペスコフ報道官は、映像が「捏造、偽物」だと主張した。

 

これに対し「Sky News」の司会者は「それ(捏造・偽物と答えること)が、どれほど皆にグロテスクに聞こえているか、認識していますか?」と尋ねた。

 

するとペスコフ報道官は「大胆なフェイクで、そのことは数日前から話していたのですが、誰も耳を傾けてくれませんでした」と述べたという。(了)

 

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war latest: Kremlin admits ‘significant’ troop losses; Russia suspended from UN human rights council – live(4/7)

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