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元中国大使が異例のロシア批判、メディアで報道されるもその後削除

元中国大使が異例のロシア批判、メディアで報道されるもその後削除
flickr_BriYYZ

ウクライナに駐在していた元中国大使が、ロシアの侵攻について、異例ともいえる批判を行った。

 

「安全、安定に対する最大の脅威」

 

その元大使とは、Gao Yusheng(高玉生)氏だ。高氏は1984年から88年までソ連、1992年から96年までロシア連邦の外交官を務めたという。

 

その後、トルクメニスタン、ウズベキスタンを経て、2005年から2007年まで駐ウクライナ大使を務め、10年以上前に引退したとされている。

 

高氏は先日、ネットで開催された中国社会科学院のセミナーにおいて、「ロシアのウクライナとの戦争は失敗している」と主張。

 

プーチン政権は旧ソ連諸国の主権と独立を決して受け入れず、プーチン大統領が頻繁に行う領土の「侵害」は「ユーラシア大陸の平和、安全、安定に対する最大の脅威」であると述べたという。

 

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外交の中心は「帝国を回復させること」

 

さらに高氏は次のように述べている。

 

「プーチン政権の外交政策の中心的・最優先の方向性は、旧ソ連(諸国)を自らが排他的に影響を及ぼせる範囲と見なし、ロシアが支配する諸領域の統合メカニズムによって帝国を回復させることである」

 

それがウクライナ戦争で劇的に変化し、ウクライナをロシアの「勢力圏」から外して欧州に引き込んだという。

 

その結果、ロシアの政治・経済・軍事・外交力は大幅に弱まり、孤立。この戦争が終われば、新しい世界秩序が出現する可能性があると指摘した。

 

また元米国国務省のDavid Cowhig氏の翻訳では、高氏は次のように述べている。

 

「ロシアはウクライナを完全に失ったと言える。同時に、集団安全保障条約やユーラシア経済同盟の加盟国など、白ロシア(ベラルーシ)を除く旧ソ連はロシアを支援することを拒否している。ロシアが敗北すれば、旧帝国(ソ連)を再建する望みはない」

 

高氏の発言は中国メディア「鳳凰衛視」で報じられたが、その後インターネット上から削除されたという。ただしアーカイブされたコピーは公開されている。(了)

 

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: UK vows support if Sweden or Finland attacked; peace talks harder ‘with each new Bucha’, says Zelenskiy – live(5/11)

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