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ドイツ政府、178台の「レオパルト1」の輸出を許可、デンマークやオランダも協力

ドイツ政府、178台の「レオパルト1」の輸出を許可、デンマークやオランダも協力
flickr_Nigel Brown

ドイツ政府は、ウクライナへ旧世代の戦車「レオパルト1A5」を輸出する許可を下した。

 

自国の企業に輸出を許可

 

ドイツ国防省は2月7日、プレスリリースを発表し、ウクライナに最大178台の「レオパルト1A5」を輸出するライセンスを自国の国防企業に発行したと明らかにした。

 

プレスリリースによれば、ドイツ連邦政府は、国際法に違反するロシアの侵略戦争に対する正当な自衛のために、「レオパルド1A5」を供給することで、国際パートナーとの緊密な連携のもとウクライナを支援するという。

 

ドイツ政府はすでに先週、この戦車の納入の政治的承認を発表しており、これに続き今回、必要な正式の承認手続きが行われたそうだ。

 

ウクライナが100両以上を受け取る予定

 

また、これらの物資の調達や戦車の修理、ウクライナ軍の訓練は、欧州パートナー国との緊密な連携のもとで実施されているという。

 

ドイツのボリス・ピストリウス国防相は、2月7日にキーウを訪問。その際、ウクライナは欧州諸国グループから100両以上の「レオパルド1A5」を受け取ることになるだろうと述べている。

 

ピストリウス国防相は、少なくとも3つの大隊が 2024年の第1四半期か第2四半期までに 「レオパルド1A5」を装備することになるとの見方を示した。

 

デンマークやオランダも協力

 

一方、デンマークとオランダも、この計画に協力することを表明している。

 

デンマーク国防省も声明を発表し、当初は約80両の戦車の譲渡を予定しており、最初の戦車は数カ月で適切な状態に整えられると明らかにした。

 

非公式な情報によると、この戦車はデンマーク軍が正式採用していた旧式の「レオパルト」で、それらは2010年に退役し、ドイツの製造元に売り戻しており、現在は倉庫に残っているという。

 

デンマークは、ウクライナに譲渡するために、この「レオパルト」を近代的に改良する支援を行うという。

 

またオランダも財政的な支援を行い、兵員の訓練などの手助けを行う予定だと述べている。

 

その声明にはドイツ、デンマーク、オランダの共同声明も掲載されており、そこには次のように書かれていたという。

 

「今後数カ月の間に、ウクライナは必要な後方支援と訓練を含め、少なくとも100両のレオパルド1A5を受け取ることになるだろう。デンマーク、ドイツ、オランダは工業用倉庫から近代化された戦車を提供し、最初の戦車は数カ月以内に提供される予定である。この構想には、レオパルド1A5に関する訓練や、スペアパーツ、弾薬の提供も含まれる」(了)

 

出典元:UKRINFORM:The German government has issued licenses to the country’s defense companies to export up to 178 Leopard 1A5 tanks to Ukraine(2/7)

出典元:Yahoo News:Netherlands and Denmark will help Ukraine get about hundred Leopard 1 tanks from Germany(2/8)

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