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アップルやIBMも「X」への広告を停止、マスク氏の反ユダヤ主義的な投稿を受け

アップルやIBMも「X」への広告を停止、マスク氏の反ユダヤ主義的な投稿を受け
flickr_Daniel Oberhaus

先日、イーロン・マスク氏が反ユダヤ的な投稿に賛同したことを受け、大手企業が次々と「X」での広告配信を停止する姿勢を見せた。

 

「真実を述べた」と返信

 

「X」のオーナーであるマスク氏は15日、「ユダヤ人は白人に対するヘイトを推し進めてきた」とする男性の投稿に、「真実を述べた」と返信したという。

 

さらにマスク氏は、ユダヤ人の権利擁護を掲げる団体「名誉毀損防止同盟(ADL)」が、欧米の多数派を「不当に攻撃している」と投稿した。

 

その後、アップルやIBM、ディズニーなどの大手企業が、「X」での広告を一時停止すると明らかにした。

 

広告をすべて一時停止

 

アップルは17日、「X」での広告をすべて一時停止する予定だと発表。またアップルの広告が、アドルフ・ヒトラーやナチスを称賛するツイートの横に掲載されていたことも明らかにした。

 

映画スタジオの「ライオンズゲート」も「X」での広告を一時停止すると発表した。IBMも16日に同様の措置をとったという。

 

またニューヨークタイムズ紙も、ディズニーがSNSへの支出を停止する可能性について報じた。

 

ホワイトハウスも非難

 

ホワイトハウスも17日、マスク氏の反ユダヤ主義的な投稿を「忌まわしい」と非難。「容認できない」と強く反発した。

 

また150人以上のラビ(ユダヤ教の聖職者)からなる団体も、マスク氏の投稿を非難し、アップルやディズニー、アマゾン、オラクルなどに対し、SNS上での広告を停止するよう求めたという。

 

アップルは「X」での最大の広告主の1つであり、2022年11月の時点で年間1億ドル(約150億円)も支出していたそうだ。

 

また専門家らも、マスク氏がツイッターを買収した後、反ユダヤ主義的で人種差別的な投稿が増加したと指摘している。(了)

 

出典元:The Guardian:Apple, Disney and IBM to pause ads on X after antisemitic Elon Musk tweet(11/17)

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