ジュリエットを探せ!絶滅寸前のオスのカエルが恋人募集サイトに登録


種を保存しようと唯一生き残ったオスのカエルのために、メスを探す取り組みが行われている。

 

10歳になるオスのカエル、その名も「ロミオ」

 

そのカエルとは南米のボリビア中部にあるコチャバンバ自然史博物館で暮らす、10歳の「セイウェンカズミズガエル」。性別はオスで、名前は「ロミオ」という。

 

「ロミオ」は過去9 年間、科学者の力を借りながらメスを探し続けてきたが、これまで全く見つかってこなかったそうだ。

 

しかし、このままでは「セイウェンカズミズガエル」が絶滅しかねない。そこで科学者らは、「ロミオ」のために恋人を募集。

 

デートサイトの「macth」に登録し、「ロミオ」の写真やプロフィールを添え、「ジュリエットを探しています」と呼びかけているとか。

 

match

「希望を失ってほしくはない」

 

また科学者らは現在も繁殖プログラムを始めるため、小川や川などでメスを探し続けているという。

 

保護活動を続けている科学者のArturo Munoz氏は、AFPの取材に対し、次のように語っている。

 

「私たちは彼に希望を失ってほしくはないのです。私たちは(自然界には)他にもいると考えており、だから種を救うため、保護繁殖プログラムを作り上げられるという希望を持ち続けています」

 

また科学者らは「match」と協力し、メスを探す活動に役立てるため、バレンタインデーの前までに1万5000ドル(約160万円)の寄付も募っているそうだ。

 

サイトにある「ロミオ」のプロフィールには要約すると、次のように書かれている。

 

「私は言葉通り、種の最後の生き残りです。私は独りぼっちで、冷たく快適な自宅で過ごしています。(略)私は自分のようなもう1匹のセイウェンカズを必要としています。さもなければ皆もご存知のように、私の種全体が終わってしまうのです」

 

ユニークな表現を用いているが、取り組んでいる研究者らはきっと真剣にちがいない。(了)

 

 

出典元:BBC:Bolivia’s lonely frog: Scientists race to find mate for Romeo(2/9)

出典元:AFP:Bid to find a Valentine for Romeo, world’s ‘loneliest frog’(2/9)