「キュリオシティ」が撮影した火星の広大な風景、NASAがパノラマ写真を公開
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YouTube/NASA Jet Propulsion Laboratory
NASAが火星で撮影されたパノラマ画像を公開し、注目されている。
16枚が組み合わさったパノラマ写真
その画像を地球に送り届けたのはNASAの火星探査車「キュリオシティ」で、ちょうど巨大な「ゲール・クレーター」の縁の部分から、撮影したという。
このパノラマ画像は左が南西、右が北東にあたり、16枚の隣り合わせになった画像で組み合わされており、85km先まで見渡す風景を写し出しているそうだ。
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これが撮影されたのは昨年の10月25日。ちょうど「キュリオシティ」が火星に着陸した地点よりも327mも高く、17.63km移動した「Vera Rubin Ridge」という場所とされている。
前方に広がるのはクレーターの底
「Vera Rubin Ridge」はシャープ山の北西の側面にあり、そのシャープ山は「ゲール・クレーター」の中央に位置し、高さは5000mもあるという。
またゲール・クレーターは直径154kmもある巨大なもので、画像の前方に広がっているのがクレーターの底の部分とされている。
そして地平線の彼方に見える山並みのようなものがクレーターの縁にあたる部分で、その頂上はローバーがいる場所よりも2kmほど高いそうだ。
ローバーが移動してきた場所も示す
また動画では「キュリオシティ」が2012年に火星に到着してから、移動してきた場所も映っており、「Yellowknife Bay」や「The Kimberley」「Namib Dune」といった地点の説明もされている。
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すでに「キュリオシティ」は数多くの画像を地球へ送り届けているが、このようなパノラマ画像で見ると、さらに火星の状況がわかり、興味深い。(了)
出典元:NASA JPL:Wide-Angle Panorama from Ridge in Mars’ Gale Crater(1/30)