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ロシア軍がトクマク周辺の防衛を強化か?英国防省が分析

ロシア軍がトクマク周辺の防衛を強化か?英国防省が分析
X_Defense of Ukraine

イギリス国防省は、ウクライナ南部のザポリージャ州で、ロシア軍が防衛を強化したとの見方を示した。

 

ロシアの「第2防衛線の要」か

 

イギリス国防省によれば、ロシア軍はザポリージャ州の都市、トクマク周辺の防衛を強化した可能性が高いという。

 

トクマクは現在、ロシアの第58諸兵科連合軍が占領しているが、その周辺には多くのチェックポイントや対戦車用の障害物(または迫撃砲)、塹壕を増設したという。

 

ウクライナ軍は現在、ロボチネを奪還して南下しており、トクマクはその前線から16kmしか離れていない。またトクマクから南へ約60km離れた場所には、要衝の都市、メリトポリがある。

 

このためイギリス国防省は、トクマクがロシア軍の「第2防衛線の要」になる可能性があるとの見方を示した。

 

ロシア側は集落が奪還されたことを否定

 

一方、隣のドネツク州でもウクライナ軍は南下を続けており、先日は激戦地バフムトの南にある集落、クリシチフカ(Klishchiivka)やアンドリイフカ(Andriivka)を奪還したと明らかにした。

 

しかしロシア側は、この主張を否定。ロシア国防省は9月16日、記者会見で「敵は、クリシチフカとアンドリイフカの人口集中地区から、ロシア軍を追い出そうとして失敗した」と述べたという。

 

ただSNSには、ウクライナ兵が、クリシチフカ村と思われる場所で、国旗などを掲げる様子が投稿されている。

 

 

またクリミア半島では、ウクライナの財界人などが所有する約100の不動産が国有化され、売却されたそうだ。

 

クリミア半島を支配しているロシア当局は9月16日、これらの不動産がまもなく売却される予定だと発表した。

 

これらの不動産には、ウクライナのゼレンスキー大統領が所有するものも含まれており、その後、最初の8件の物件が競売に掛けられたそうだ。(了)

 

出典元:Kyiv Independent:Ukraine war latest: Ukraine liberates Klishchiivka in Donetsk Oblast after months of heavy fighting(9/17)

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war at a glance: what we know on day 571 of the invasion(9/17)

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