南極大陸に謎の扉を発見、グーグルマップの画像に憶測が飛び交う
グーグルマップに写った珍しい光景がニュースになることがある。そんな中で「おそらく最も奇妙な発見」と海外メディアが報じているのが、南極大陸に見つかった不思議な出入り口だ。
雪の中に巨大な扉?
グーグルマップの目ざといユーザーが、南極大陸の東部(東南極)にある日本の昭和基地付近( 69°00’50″S 39°36’22″Eの地点)に、通路の出入り口のようなものを発見。「南極大陸に巨大な扉が?」とコメントして、ソーシャルニュースサイト「Reddit」にスクリーンショットを投稿した。
よく見ると、人工的に作られた出入り口のようにも見える。Redditのユーザーたちはその正体について、ジョークも含めこんな意見を書き込んでいる。
地下壕の入り口? 地底界への入り口? とにかく人工物だ。ーーMrNigerianPrince115
アガルタ(アジアにあるとされる伝説の地下都市)への扉だろう。ーーabhorredmisanthrope
雪洞の入り口でこんなに四角いものは見たことがない。ただ、利用するのに南極は遠すぎる。おそらくナチスの昔の基地では。ーーStephenKshotJohnL69
ただのボーイング機の扉だよ。爆発で取れたんだ。ーーricker122589
ボーイング737の扉に見える。ーーtele68
ノルウェーのスヴァールバル諸島にあるような巨大な種子の貯蔵庫ではないかと、見て最初に思った。ーーUnknown_Beast88
専門家の意見は
オーストラリア·ニューカッスル大学で雪氷学を研究するBethan Davies教授はこう話す。
「この場所は東南極の沖の海氷が固まった場所で、島がいくつもあり、海底が非常に浅いのです。そのため氷山が座礁してその場から動けなくなり、解け始めたのでしょう。同じような氷山が近辺に多くあります」
つまり、氷山の一部が雪から露出して解けただけということらしい。
イギリス·ロンドン大学グランサム研究所のMartin Siegert教授もこの意見に賛成し、「斜面下降風に晒されながら、解けたり凍ったりを繰り返した結果です。面白い形ではありますが、氷雪学的には特に驚くことではありません」と言う。(了)
出典元:New York Post:Mysterious ‘doorway’ discovered in Antarctic ice via Google Maps — and conspiracy theorists have wild ideas(10/15)
出典元:MailOnline:Mysterious ‘doorway’ in Antarctica is discovered on Google Maps – as baffled viewers suggest it could be Bigfoot’s vacation home or a shuttle from Star Trek(10/15)