この謎があなたには解ける?仏の村が、岩に刻まれた文字を解読できれば24万円の賞金を払うと発表
フランスの小さな村が、岩に刻まれた謎の文字を解読できれば20万円以上の賞金を払うと発表し、話題となっている。
数年前に発見されるも専門家は解読出来ず…
これを発表したのは、フランス北西部ブルターニュ地方に位置する村、プルガステル・ダウラ。
問題の岩はプルガステル・ダウラ近郊の浜辺に位置しており、干潮の際にのみ確認することが出来る。
この岩に謎の文字が刻まれていることが発見されたのは、今から3~4年ほど前のこと。以来専門家らは、岩に刻まれた謎の文字の解読に悩まされてきた。
今回、村はこれを解読できれば2000ユーロ(約24万5000円)の報奨金を支払うことを発表しており、これと引き換えに歴史家や言語学者、大学機関、さらには学生から一般人まで多くの人の力を借りたい意向だ。
解読した内容の提出期限は今年の12月30日までとなっており、報奨金は提出されたものの中から審査によって最も実際の碑文の内容に近いと考えられるものを選び、それを提出した人に支払うとしている。
尚、提出の際のルールを含めた情報は、プルガステルダウラの村役場で入手可能となっており、国外に住む人等がオンライン上で解読内容を提出できるか否かについては明らかとなっていない。
岩に刻まれた謎の文字とは?
それでは岩に刻まれた謎の文字とは、一体どのようなものなのだろうか。
その片面はアルファベットの大文字、さらには船や心臓の絵などで埋め尽くされているとのこと。
アルファベットの大文字が記された部分で判読可能な箇所の一例を挙げると、“ROC AR B… DRE AR GRIO SE EVELOH AR VIRIONES BAOAVEL… R I OBBIIE: BRISBVILAR… FROIK…AL.”といったことが書かれているという。
ただ、この文字が一体どんな言語であるのかはわかっておらず、バスク語から古ブルトン語まで様々な説が浮上しているとのことだ。
また岩には“1786年”と“1787年”との記載もあり、地元当局のVéronique Martin氏は、これは近隣の砦を守るための砲台が建設された時期に一致するとしている。
le mystère Champollion à Plougastel-Daoulas https://t.co/Li9rrNVm3A pic.twitter.com/AVp2yEksjR
— Simon Ager (@Omniglossia) May 14, 2019
地元議会で議員を務め、同時に地域の遺産について監視を行うMichel Paugam氏は、これについて「我々が使用するアルファベットの文字による多くの言葉が刻まれているが、我々はそれを読むことも出来なければ理解することも出来ない」とコメント。
謎の文字の解読が、お手上げ状態となっている様子を伺わせている。
岩に刻まれた謎の文字を解読することが出来れば報奨金を支払うとした、プルガステル・ダウラの村。果たして誰かが、この謎を解くことができるのだろうか。(了)
出典:CNN:Village offers reward to anyone who can decipher ‘mystery’ rock inscription(5/10)
出典:Fox News:230-year-old secret code is inscribed on a rock in France. Can you decipher it?(5/14)