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英や南アとは異なる、新型コロナの新たな変異種を発見:ナイジェリア

英や南アとは異なる、新型コロナの新たな変異種を発見:ナイジェリア
NIAID

アフリカ・ナイジェリアの疾病予防管理センター(CDC)は先週、新型コロナウイルスの新たな変異種を発見したと発表した。

 

イギリスや南アフリカの変異種とは異なる

 

ナイジェリアCDCの所長は、この新型コロナの変異種については現在も研究中だとしながらも、イギリスや南アフリカで確認されたものとは異なっていると述べている。

 

この変異株はナイジェリアのOsun州で、8月3日と10月9日に、2人の患者から採取されたサンプルの中で見つかったという。

 

ただCDCのChikwe Ihekweazu局長は、新型コロナ対策会議において、「親株(元のウイルス)に比べて、より強毒化しているか、または弱まっているかについて決めるのは、まだ早すぎるかもしれない」と述べている。

 

11月から12月まで感染者が5割増加

 

ナイジェリアでは新型コロナに感染する人が増えており、11月から12月にかけて52%も増加しているという。

 

このためナイジェリア政府は先週、集まる人数に関して新たな制限を設け、人々にはクリスマス・シーズン(12月24日から1月6日まで)に旅行へ行かないよう警告しているそうだ。

 

またIhekweazu氏は、最近感染者が増えているのは、この新しい変異種が原因である可能性があるとした上で、次のように述べている。

 

「ナイジェリアで発生している感染の増加のいくつかを説明できるかどうか、そしてそれがウイルスに関連しているかどうかを調べるために、今後数週間にわたって(研究を)実施する予定です」

 

ナイジェリアや他のアフリカ諸国では、来年の早い段階までに新型コロナのワクチンを入手し、配布したいと考えているようだが、専門家の中には、連続して変異していくウイルスをワクチンで制御できない可能性もあると、懸念を示す人もいるという。(了)

 

 

出典元:VOA:Nigerian CDC Investigating New Coronavirus Variant(12/25)

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