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インドで古代の巨大な壺を複数発見、何の目的で作ったのかは謎のまま

インドで古代の巨大な壺を複数発見、何の目的で作ったのかは謎のまま
Twitter/رضا گلپور

インドで、古代人の埋葬に使われたと思われる「謎」の巨大な壷が複数発見された。

 

4つの遺跡から、65個の壺を発見

 

この調査を行ったのは、オーストラリアにあるノースイースタン・ヒル大学のTilok Thakuria氏と、インドにあるガウハティ大学のUttam Bathari氏が主導した研究チームだ。

 

彼らはインド北東部のアッサム州にある4つの遺跡から、65個の砂岩の壷を発見したという。

 

それらの壺は点在しており、形も大きさもさまざま。背の高い円筒形のものもあれば、一部または全部が地中に埋まっているものもあったそうだ。

 

また同様の石の壺は、これまでにもラオスやインドネシアで発見されているとか。

 

誰が、何の目的で作ったのかは謎

 

研究者らによれば、過去にもアッサム州と隣接するメガラヤ州で同様の遺跡が発見されているという。

 

またアッサム州では、これまでに700個以上の壺を含む10の遺跡が発見されており、これらの壺は紀元前400年以前にさかのぼると考えられている。

 

ただし、この巨大な壺を誰が作ったのか、また彼らがどこに住んでいたのか、何に使われたのか、も分かっていない。

 

壺の中身は空っぽだった

 

オーストラリア国立大学の研究者ニコラス・スコパル氏によれば、インド北東部の民族「ナガ族」の間では、アッサムの壷の中に火葬した遺骨、ビーズ、その他の物質的な遺物が詰まっているのを見つけたといった話が伝わっているという。

 

そこからこの壺が古代の人の埋葬のため、または死後処置のために使われたと考えられているようだが、今回発見された壺の中には何も入っていなかったそうだ。

 

一方で、2016年にはラオスで、似たような壺が発掘されており、内部からはさまざまなタイプの骨が発見されていたという。それらは少なくとも2000年前のものと考えられている。

 

またラオスの壺は、形や大きさには若干の違いはあるものの、アッサム州の壺と大きさや構造が非常に似ていたそうだ。(了)

 

出典元:BBC:Assam: ‘Mysterious’ giant stone jars found in India(3/31)

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