NASAが火星の表面にある奇妙な物体の写真を公開
火星の表面に、何かが絡まったような物体があり、その写真がNASAによって公開された。
糸が絡まったような物体
その写真は、2021年2月から火星の表面を探査しているNASAの探査ローバー「Perseverance」が撮影したもの。
写真には、火星の赤い砂や岩石と一緒に、何か糸が絡まったような物体が映っていた。
その姿はまるで植物のようでもあり、また死んだ海の生物のようにも見える。
着陸機の残骸の一部か?
この写真は2022年7月12日(ソル495)、現地時間の16時56分25秒に撮影されたという。
しかしNASAは今のところ、この物体が何であるかについてのコメントはしていない。
ただ専門家は、これが昨年「Perseverance」が着陸した際の残骸の一部だと推測している。
実は「Perseverance」はこれまでも、すでに他の残骸も見つけており、先月には、岩に引っかかった保温ブランケットを発見したそうだ。これは着陸時に使用された、ジェットパックの一部だったと考えられている。
My team has spotted something unexpected: It’s a piece of a thermal blanket that they think may have come from my descent stage, the rocket-powered jet pack that set me down on landing day back in 2021. pic.twitter.com/O4rIaEABLu
— NASA’s Perseverance Mars Rover (@NASAPersevere) June 15, 2022
現在、「Perseverance」は岩石のサンプルを探しており、最終的には最大30個の岩石や土壌のサンプルを収集・保存し、それらは地球に送られる予定だという。(了)
出典元:METRO:Nasa spots bizarre tangled object on Mars and offers no explanation(7/15)