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イギリスの1才女児、「櫛でとかせない頭髪症候群」と診断される

イギリスの1才女児、「櫛でとかせない頭髪症候群」と診断される
Instagram/laylas_locks

1才5ヶ月になるLayla Davisちゃんは、いつも髪がボサボサ。手入れしていないのでなく、一種の病気でそうなってしまう。今月始め、世界中に100人程度しか例がないとされる、「櫛でとかせない頭髪症候群(uncombable hair syndrome)」と診断された。

 

「とても素晴らしい」と母親

 

イギリス・サフォーク州のLayla Davisちゃんは、ブロンドの縮れた髪がいつも爆発したように突っ立っている。櫛で整えようと、どんなに努力しても、毛髪が寝ないのだ。

 

 

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そのヘアスタイルのせいで、周囲の人たちからは、ボリス・ジョンソン、とか、アルバート・アインシュタインというニックネームをつけられているそう。

 

母親のCharlotte Davisさん(28才)は、海外メディアの取材を受けてこう話す。

 

「彼女(Laylaちゃん)の髪は、1才頃からフワフワしていましたよ。1才を過ぎると、どんどん外側に広がって伸びるようになりました。今考えると、私はそれを認めたくなかったんです。いつか(娘は)普通の髪になる、と自分に言い聞かせていたんです」

 

しかし、医師の診断を受けると、Laylaちゃんは先天性の「櫛でとかせない頭髪症候群(uncombable hair syndrome)」であることが分かった。母親のCharlotteさんは、それを「とても素晴らしい」と言う。

 

「診断を受けて、私は非常に誇らしく思いました。なぜなら、とても稀なことだからです。この病気の人は、世界中にたった100人しかいません。あまりに少ないので、まさかと思い、診断を受けるのを先延ばしにしていたということもありました」

 

「これがどれだけ素晴らしいことか、娘は分かっていないと思います。しかし、大きくなった時には分かって欲しいのです。周囲の人と容姿が違っても、それが素晴らしいということを、分かってもらいたい」

 

 

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遺伝子異常で発現する症状

 

Wikipediaによれば、櫛でとかせない頭髪症候群(uncombable hair syndrome)」は、20世紀初頭に初めて報告された病気だとのこと。生後3ヶ月から12才頃までに症状が現れることが多いそうだ。

 

原因ははっきり分かっていないが、毛髪の形成に関わる3つの遺伝子(PADI3、TGM3、TCHH)の異常が関係しているらしい。通常、毛髪は円柱状だが、これが三角柱になってしまうため、いつでもピンと立った状態になるという。

 

Wikipedia/Uncombable hair syndrome

(了)

 

出典元:MailOnline:Epic mop! Toddler with crazy hair that cannot be tamed is one of 100 people in the world to have ‘uncombable hair syndrome’ and has been nicknamed Boris Johnson and Albert Einstein(7/24)

出典元:Metro:Toddler diagnosed with exceptionally rare ‘uncombable hair syndrome’(7/24)

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