Switch news

知っておきたい世界のニュース

ユタ州のバイオテック企業が、すでに人間50人に脳内チップを埋め込んでいた

ユタ州のバイオテック企業が、すでに人間50人に脳内チップを埋め込んでいた
Blackrock Neurotech

アメリカ·ユタ州ソルトレイクシティにあるバイオテック企業「Blackrock Neurotech」が、実際に人間の脳にチップを埋め込んでいた。その人数はすでに50人になるそうだ。イギリスのメディアDaily Mail(MailOnline)が報じている。

 

脳内チップで脳とコンピューターを繋ぐ

 

その脳内チップは「NeuroPort Array」と呼ばれるもの。100本近い極小の針(マイクロニードル)で、脳神経を伝わる電気信号を読み取ったり、逆に脳神経に電気信号を送ったりする。

 

Blackrock Neurotech

 

このチップは脳の表面の様々な場所に埋め込むことができ、複数のチップの埋め込みも可能だ。

 

埋め込まれたチップは、人の思念によって発生する電気信号を検知し、機械学習ソフトウェアに送信。そこでコンピューター用の信号に変換されて出力される。つまりこれを使うと、パソコンや電動車椅子、ロボットアーム、電動義足などを思念でコントロールできるというわけだ。

 

人の脳にチップを埋め込んだ唯一の会社

 

「我が社は、人の脳内に直接チップ(ブレイン·コンピューター·インターフェイス/BCI)を埋め込んだ唯一の会社です」Blackrock Neurotechの創設者であるMarcus Gerhardt氏はメディアにこう話す。

 

脳内チップといえば、イーロン·マスク氏率いるNeurolink社がよく知られているが、こちらは食品医薬品局(FDA)の承認が得られず、人の脳内への埋め込みはまだ実現できていない。

 

ただ、Blackrock Neurotech社の脳内チップが承認されているのは、実験目的のみだ。実用化するには、FDAの新たな認可を受けなければならない。

 

Gerhardt氏は、運動麻痺の人たちの生活を向上させるため、「家庭で使える脳内チップとして、世界初の認可を目指す」と言っている。(了)

 

出典元:MailOnline:This Utah biotech company has implanted brain chips in 50 people — and its owner wants to cure blindness, paralysis and DEPRESSION(4/30)

出典元:Blackroch Neurotech

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top