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NASAの探査機「ボイジャー2号」の信号を検出、無事を確認

NASAの探査機「ボイジャー2号」の信号を検出、無事を確認
NASA JPL

NASAの探査機「ボイジャー2号」からの信号が検出され、交信を再開する努力が続けられている。

 

アンテナを傾ける信号を誤送信

 

「ボイジャー2号」は、1977年に木星と土星の画像を撮影するために打ち上げられた、2機の探査機のうちの1機だ。

 

現在はさらに宇宙への旅を続け、現在120億マイル(約193億キロ)も離れた地点を移動しているという。

 

そして1週間以上前に、地球から探査機のアンテナを2度傾ける信号が誤送信され、以来管制室との連絡が途絶えていたそうだ。

 

しかしNASAは、定期的な空のスキャン中に「ボイジャー2」の信号を検出。探査機がまだ信号を発信し続けており、「健康」であることが確認された。

 

最も遠く離れた探査機

 

「ボイジャー1&2号」は、太陽系外縁部の惑星や衛星を探査するために、数週間の違いで地球から打ち上げられた。

 

「ボイジャー1号」は地球から約150億マイル(約241億キロ)も離れた場所を航行しているが、現在も交信中だという。

 

また「ボイジャー1号」は2012年、恒星間空間に突入した最初の探査機となり、現在ではこれまでに建造されたものの中で最も遠くにある探査機となっている。

 

4つの巨大惑星をすべて調査

 

「ボイジャー2号」は2018年、木星の周囲に新しい月、天王星の周囲に10の月、海王星の周囲に5つの月を発見した後、恒星間空間に突入したという。

 

しかも「ボイジャー2号」は、太陽系の4つの巨大惑星すべてを至近距離で調査した、唯一の探査機となっている。

 

今回「ボイジャー2号」の「鼓動(信号)」が確認されたが、まだNASAからのコマンド(命令)には反応していない。

 

そのため今週、NASAの「キャンベラ・アンテナ」の信号が「ボイジャー2号」に届き、正しいコマンドを送れることが期待されている。(了)

 

出典元:The Guardian:Nasa detects signal from Voyager 2 after losing contact due to wrong command(8/1)

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