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インドが太陽観測衛星を軌道に投入、ロケットの打ち上げに成功

インドが太陽観測衛星を軌道に投入、ロケットの打ち上げに成功
X_ISRO

先日、月の南極付近に探査機を着陸させたインドが、今度は太陽を調査するため衛星を打ち上げた。

 

9月2日にロケットを打ち上げ

 

その衛星とは「Aditya-L1」だ。これは地球から約150万キロ離れた「L1ポイント」と呼ばれる地点から、太陽を観測・調査する衛星とされている。

 

「Aditya-L1」はロケットに搭載され、9月2日、インド南部アーンドラプラデシュ州にある宇宙センターから打ち上げられたという。

 

「Aditya-L1」には、太陽のコロナや光球(表層部分)、彩層(光球の外側)、太陽風を観測できる、さまざまな機器が搭載されているそうだ。

 

X_ISRO

125日かけて予定地点に到達予定

 

インドの宇宙機関「ISRO」は、ロケットの発射から1時間後に、「打ち上げが成功裏に完了した」と発表。次のようにツイートした。

 

「衛星はロケットにより、目的の軌道に正確に投入された。インド初の太陽観測衛星は、太陽と地球の間にある、L1ポイントへの旅を開始した」

 

「Aditya-L1」は今後、125日かけて、L1ポイントに到達する予定とされている。

 

X_ISRO

世界で初めて月の南極付近に着陸

 

インドは8月23日、世界で初めて、月の南極付近に探査機を着陸させることに成功した。

 

その後、探査機から月面ローバーが射出され、実際に月面を動き回る映像も公開されている。

 

 

この月面着陸については、インド国民も注目しており、成功後にはインドのモディ首相も科学者を称えたという。(了)

 

出典元:ABC News:India launches a spacecraft to study the sun after successful landing near the moon’s south pole(9/2)

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