あちこちにアニメキャラが隠れている、バンコクの奇妙な寺院
欧米の人々が「デビッド・ベッカム寺院」と呼ぶ奇妙な寺が、タイ・バンコクにある。
タイの他の寺と同じく、この寺「Wat Pariwat(ワットパリワート)」には華麗な装飾が施され、仏像やヒンドゥー教の神々が配置されているのだが、その中に、イギリスの(元)有名サッカー選手、ベッカムの像が紛れている。それで「デビッド・ベッカム寺院」という愛称がつけられた。
さらに面白いことに、装飾に紛れているのはベッカム選手だけではない。よく見ると、バットマンやミッキーマウス、ピカチュウといったお馴染みのアニメキャラが、ヒンドゥーの奇怪な神々と一緒に居るのだ。相対性理論で知られたノーベル賞物理学者アインシュタインや、キューバのゲリラ指導者チェ・ゲバラの胸像もあるらしい。
1999年に加えられた金ピカのベッカム
寺院の愛称の由来となったベッカム像は、1999年に装飾の中に加えられたもの。海外メディアによれば、担当した彫刻家がマンチェスターユナイテッドFCの熱狂的なファンで、寺院の許しを得て作ったそうだ。
この金ピカのベッカムは、本尊となる仏像の下で踏ん張り、両肩で仏像が載った台を支えている。
伝説の神々の中にアニメキャラ
では次に、アニメキャラたちをご紹介しよう。どれもタイ独特のタイル張りで彩色され、容姿はどことなくアジア風だ。
↑ これはバットマン。巨大なつる草にすがりついて、鎖を焼き切っているようだ。
↑ スーパーマン。半獣神と並んで、仏像が載った台を支える。
↑ キャプテンアメリカ。日本では有名でないが、米国では人気絶大のアメコミヒーロー。
↑ これはどう見てもポパイだろう。顔が妙にリアルだ。
↑ 鳥人の両側にミッキーマウスとピノキオが。ミッキーに胸がある……とするとこれはミニーなのか?
↑ 水牛の神の隣にピカチュウがいる。場によく馴染んでいるので見逃しそう。
↑ こちらは地元の少年……ではなく漫画「ワンピース」の主人公・ルフィだ。
↑ さらに、ウルトラリアルな亀仙人(漫画「ドラゴンボール」)もいる。
Wat Pariwat(ワットパリワート)はこんな変わったお寺だが、葬儀などがここで普通に行われているそう。(了)
出典元:boredpanda:Bangkok’s “David Beckham Temple” Is One of the World’s Weirdest Religious Buildings(7/20)
出典元:rice/potato:Wat Pariwat — A cure for temple fatigue(2017/8/13)