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フランスのマクロン大統領（47）が、AIで作成された自らのディープ・フェイク動画を、SNSに投稿した。

フランスのSNSでも話題に

マクロン大統領は先日、インスタグラムや「X」、TikTokのアカウントに、奇妙なディープ・フェイク動画を投稿した。

そこには、ロックバンドの歌手や、映画やドラマの登場人物、またはインフルエンサーの女性などの顔が、すべてマクロン大統領に置き換わっている様子が映っていた。

その後、この動画はフランスのSNSでも、ちょっとした話題を集めたという。それがこちら。

 

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Emmanuel Macron(@emmanuelmacron)がシェアした投稿

この動画の中で、マクロン大統領は「人工知能を使えば、医療、エネルギー、社会生活を変えるなど、非常に大きなことができる。フランスとヨーロッパは、あらゆる機会を捉え、自らの原則を推進するためにも、この革命の中心にならなければならない」と述べたという。

「AIサミット」でアピール

実は、この動画は2月10日にパリで開催された、2日間の「グローバルAIサミット」に先立って投稿されたという。

このサミットの目的は、世界の指導者、技術幹部、学者を結集し、AIが社会、統治、環境に与える影響を調査すること。

そしてこの会議に出席したマクロン大統領は、ヨーロッパとフランスを人工知能大国だとして称賛。投資家やテクノロジー企業に対し、「AI（開発・利用）にはヨーロッパとフランスを選んでください」とアピールしたそうだ。

ただ専門家からは、「マクロン大統領のディープ・フェイクは、パリのAIサミットを宣伝するための無害な楽しみのように見えるかもしれないが、一般的には良いことではない」との意見が寄せられた。（了）

出典元：BBC：Macron shares his deepfakes for AI summit attention(2/10)