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無呼吸で氷の下を泳ぐフリーダイバーの動画が凄い

無呼吸で氷の下を泳ぐフリーダイバーの動画が凄い
YouTube/Jan Kepič

湖に張った氷を踏み破って落ちるという事故は珍しくない。氷混じりの水に落ちると、人は2分ほどでショック状態に陥ってしまうと言われている。

 

ところがチェコのフリーダイバー・Petr Kapounさんに、そんなことは関係ないようだ。

 

フリーダイビングは、装備を着けずに無呼吸で海中を泳ぐ、いわゆる素潜り。

 

海パンひとつで湖の氷の穴から潜ったKapounさんが、透明な氷の下を泳ぐ様子が撮影され、話題になっている。

 

穴から穴まで氷の下を

 

動画が撮影されたのはチェコ・北ボヘミア地方にあるMilada湖。湖面に張った氷の2ヶ所に穴が開けられ、穴から穴へ黄色いロープが渡されている。

 

穴から水に入ったKapounさんは、大きく息を吸い込むと潜水開始。氷の下に入り込み、少し泳ぐと体を裏返して、腹を上に向けて泳ぎ続ける。黄色いロープを見ながら泳ぐためだ。

 

方向が分からなくなって出口に到達できなければ、氷の下で窒息死してしまう。ロープはそうならないためのガイドだ。

 

悠々と水を掻いて進むKapounさんは、25秒ほどでもう一方の穴に到達し、水面に顔を出す。大きく息をした彼は、撮影者に無事を知らせるため指でOKのサインを作る。これで終わるのかと思って見ていると、そうではなかった。

 

再び潜り、元来た穴に戻って行くのだ。

 

 

穴から顔を出したKapounさんは息を整えてからカメラに向かって笑いを見せ、またOKのサインを出す。

 

アイスフリーダイビング

 

日本にも寒中水泳という風習があるが、これは冬に水泳をするというだけで、氷水の中を泳ぐわけではない。

 

ところがフリーダイビングの世界には、流氷の中を潜ったり、Kapounさんのように凍った湖に潜ったりする、アイスフリーダイビングというジャンルがあるらしい。

 

この動画を撮影したJan Kepičさんもフリーダイバーで、様々なフリーダイビングのシーンを撮影しているのだが、自身のサイトやYouTubeでアイスフリーダイビングの魅力を紹介している。(了)

 

 

出典元:Liftable:Brave Free Diver Plunges into Freezing Water and Swims Under Ice(2/6)

出典元:InsideEdition:Diver Swims Beneath Frozen Lake in Mesmerizing Video(2/8)

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