ラスベガスの女性が直径5.18mのフラフープを回して世界記録!骨折の危険もあった
米国ラスベガスの女性が、世界最大のフラフープを回してギネス新記録を達成した。肋骨の骨折を防ぐために、保護ベストを着用しなければならなかったという。
体に食い込むフラフープのパンチ
直径5.18mのフラフープを回してギネス世界記録に認定されたのは、ネバダ州ラスベガス市に住むGetti Kehayovaさん。
彼女の一家はサーカスのパフォーマーで、彼女も危険なアクロバットやバイクを使ったスタントを舞台で披露してきた。だが、今回のフラフープ回しは、これまでに挑戦したことの中で一番キツかったらしい。ギネスのオフィシャルから取材を受けた彼女はこう語る。
とても痛いんですよ。なぜかというと、フラフープが重いからです。1回まわるごとに、輪が体の周囲をぐるりと圧迫して行きます。どんな感じかというと、ボディにパンチを食らっているような感じです。
尋常ではないフラフープの圧力で肋骨を折るかもしれないと感じた彼女は、胸部を保護するベストを着用して記録に挑戦した。それ以前の練習の際に、実際に肋骨を痛めたことがあったらしい。
ギネスブックのルールでは、記録認定のために3回以上フラフープを回さなければいけないことになっている。
山田祐也さんの記録を知ってチャレンジ
これまでの最大フラフープのギネス記録は、2017年11月9日に日本の山田祐也さんが回した直径5.14m。
9才の頃からフラフープが好きだったKehayovaさんは、山田さんの記録を知ってチャレンジしてみる気になったそうだ。
今のKehayovaさんはサーカスには出演せず、技術者として裏方の仕事をしているが、仕事に行く前と帰宅した後、そして週末に、自宅の前で大フラフープを回す練習を続けた。4年間1日も休まなかったと話している。
父と姉もギネス記録保持者
驚くことに、彼女の家族にはギネス記録保持者が、彼女以外に2人もいるとのこと。こうしたことも彼女のモチベーションになっていたようだ。
私の父は「the 7-man high perch pyramid act」というギネス世界記録のタイトルを持っています。これは、シーソーを使ってジャンプした人が空中で宙返りして、6人が肩の上に立って作る塔の7番目の人となって一番上に着地するというものです。
また、私の姉は、最多数のフラフープを一度に回すギネス記録を過去に持っていました。
(了)
出典元:UPI:Las Vegas woman spins world’s largest hula hoop(9/12)
出典元:Guinness World Records:Circus performer enters Guinness World Records 2020 for spinning her enormous hula hoop(9/6)