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北朝鮮がツイッターに進出か、2つの個人アカウントが出現

北朝鮮がツイッターに進出か、2つの個人アカウントが出現
Twitter/@korea_myongil2

ツイッターに北朝鮮の人間のものと思われる2つの個人アカウントが現れ、注目を集めている。

 

中国語や日本語でも投稿

 

そのツイッターアカウントとは「Kim Myong Il(@korea_myongil)」と「Han Song Il(@korea_songil)」と名乗る人物のもの。

 

いずれも10月に登録されており、北朝鮮のプロパガンダ・チャンネル「わが民族同士」のツイッター・アカウントしかフォローしていない。

 

またそれらのアカウントには、ハングルだけでなく中国語や日本語、英語でもメッセージが投稿されており、個人的なツイートも含まれているという。

 

Twitter/@korea_myongil
Twitter/@korea_songil

 

「タバコを止める決心をした」

 

「Kim Myong Il」と名乗る人物のプロフィールには、「祖国平和統一委員会」の部長だと記されており、一方「Han Song Il」と名乗る人物は、北朝鮮の「統一研究所(institute for unification)」の部長であると自身を紹介している。

 

「Kim Myong Il」氏は、「例えどんなに辛くとも、自分自身とクリーンな環境のためにタバコを止める決心をしました」とツイート。さらに北朝鮮で最近導入された「禁煙法」についても言及しているという。

 


一方「Han Song Il」氏は、北朝鮮の母の日である11月16日に向けて、自分の母親を称える内容を投稿。「私の母は50歳に近づいていますが、常に私のことを思いやりのある眼差しで見てくれています。11月16日、母の日。お母さん、私はあなたを尊敬しています。愛しています」とツイートしている。

 

本人が直接書いているのかは不明

 

もっとも、これらのメッセージが、本人によって直接書かれているかは、確認されていない。また北朝鮮内では、グローバルなネットへのアクセスが禁止されている。

 

韓国統一省もABC Newsに対して、次のように語っている。

 

「私たちは、北朝鮮がさまざまなプロパガンダ用のメディアを持っていることに気づいています。しかし特定のツイッターアカウントが、北朝鮮の人々によって実際に運用されているかを特定することは困難です」

 

その一方で、韓国ソウルにある「The World Institute for North Korea Studies」のAn Chan-il氏は、次のように述べている。

 

「そのアカウントが本物である可能性はあります。北朝鮮のYouTubeにあるプロパガンダ・チャンネルもまた、北朝鮮当局によって選ばれた人間によって運営されています。ツイッターのアカウントのオペレーターも、普通の人々ではなく、当局によって選ばれた人間である可能性は高いです」(了)

 

 

出典元:ABC News:North Korean officials appear to have launched Twitter accounts(11/14)

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