ジョンソン首相のウィッグを付けた若者たちが、抗議のため首相官邸前でパーティー
ロックダウン中に度々パーティーを開いていたとして、批判されているイギリスのボリス・ジョンソン首相。
その姿勢に抗議するため、首相官邸前では多くの若者たちが集まったという。
金色でぼさぼさのウィッグを着ける
1月14日の昼、首相官邸の外の通りでは、約100人の若者が集結。ロックダウン中にパーティーをしていたジョンソン首相に抗議した。
彼らはジョンソン首相と同じような金色でぼさぼさのウィッグを着け、手にはワイングラスや缶ビールを持ち、音楽に合わせて踊っていたという。
しかも彼らは「私の名前はボリス」や「これは仕事のイベントだった(work event:業務上の行事)」と唱え、また歓声を上げていたそうだ。
100 Boris Johnsons having a party outside Downing Street. pic.twitter.com/GsmuwpUgO6
— Robbie Knox (@RobbieKnox) January 14, 2022
Chants of ‘my name is Boris’ and ‘this is a work event’ outside Downing Street as maybe a hundred bewigged Boris lookalikes jig around in the street. Utterly surreal pic.twitter.com/3g6BCK1Hzl
— Liz Bates (@wizbates) January 14, 2022
— Lucas Pollock (@lucas_pollock) January 14, 2022
「首相が辞めるまで動かない」
この抗議活動は、YouTuberの「Jaackmaate」さんによって企画されたもので、参加したLucas Pollockさん(20)は、「ボリスの一団は、首相が辞任するまで帰らない」と主張。その上で次のように述べたという。
「私のような多くの人がロックダウンのために、人を失いました。この国の首相がチーズとワインを食べながら、それを仕事のイベントと偽っていたなんて、侮辱だ!だから、我々も仕事のイベントをやろうと思ったんだ。(略)私たちは彼が辞任するまでここにいます。あの人が国会を去るまで、私たちは立ち去りません。(略)国を欺き、嘘をつき続けた男を嘲っているのです」
— David (@DavidHerschell) January 14, 2022
ジョンソン首相は2020年の5月20日、ロックダウン中に首相官邸の庭でパーティーが開かれたことを認めたが、彼は今年12日の下院議会で問われ、「work event(業務上の行事)だったと認識している」と弁解していたという。
しかしこの言い訳がさらに人々の怒りを買い、「work event」という言葉が広まっているそうだ。
またその後も、ロックダウン中に首相官邸のスタッフが集まってお酒を飲み、パーティーを開いていたことも明らかになり、さらに首相への辞任の圧力が強まっている。(了)
出典元:Evning Standard:‘This is work’: Boris Johnson lookalikes rave outside No 10 to mock PM(1/14)