ミス・ミャンマーの女性がタイトルを剥奪される、ロヒンギャの動画が原因か?


ミス・ミャンマーに選ばれた美しい女性が、コンテストの主催者側からタイトルを剥奪されたとして注目されている。

 

動画を公開した後にタイトルを剥奪

 

その女性とはShwe Eain Siさん(19)。彼女は先日、「ミス・グランド・ミャンマー」というコンテストに参加し、見事優勝を果たしたという。

 

しかし先週、自らのフェイスブックに「ロヒンギャ問題」に関して自分の意見を述べた動画を公開。

 

その後、日曜日にコンテストの主催者が、彼女からタイトルを剥奪すると発表した。

Facebook/Shwe Eain Si

武装勢力がメディアを主導していると非難

 

Siさんの動画にはラカイン州に住むロヒンギャの人々がケガを負い、血を流すような場面が映し出されており、かなりショッキングな内容となっている。

 

また動画の中でSiさんは、「アラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)」と呼ばれるロヒンギャの武装勢力とその支援者が「メディア・キャンペーン」を主導していると非難。

 

武装勢力が恐怖と暴力のきっかけとなったにもかかわらず、まるで彼らがミャンマー政府から抑圧されているかのように見えると主張した。

Facebook/Shwe Eain Si

主催者側は動画との関連を否定

 

ただしコンテストの主催者側は、タイトルの剥奪と動画を関連付けるような主張はしていない。彼らはただSiさんが、コンテストの契約に違反し、模範となるような振る舞いをしなかったから、とだけ述べたという。

 

これに対しSiさんは今週の火曜日に契約違反などなかったと反論。明らかにタイトルの剥奪と動画の公開には関係があるとして主催者側を非難したそうだ。

Facebook/Shwe Eain Si

Siさんは動画の中で、ロヒンギャの武装勢力の攻撃が事実を歪めていると主張。しかしミャンマー軍などが彼らに対して行ってきた残虐行為については言及していない。

 

またミャンマー軍も国内外に対してロヒンギャの武装勢力だけをターゲットにしていると主張しているが、国際社会はラカイン州では民族浄化が行われていると見ている。

 

この問題のきっかけはSiさんが言うように、ロヒンギャの武装勢力が8月25日に警察施設を襲撃したこと。それが治安部隊の取締を強化させたのだが、彼らは罪もないロヒンギャの人々を殺害し、家々を焼いたと言われている。

 

そして現在、このような暴力から逃れるために約50万人のロヒンギャの人々が自宅を離れ、隣国のパキスタンに逃れているという。(了)

 

 

出典元:BBC:Myanmar beauty queen ‘dethroned over Rohingya video’(10/4)