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中国人客に差別を行ったとして、英国ヒースロー空港内の免税品店が謝罪するも、その内容に更に批判が集中

中国人客に差別を行ったとして、英国ヒースロー空港内の免税品店が謝罪するも、その内容に更に批判が集中
facebook/world duty free

利用旅客数は世界でトップクラスに入るロンドンのヒースロー空港。この空港内の免税品店が、中国人客に対し差別を行っていたことが判明し、空港は謝罪を表明した。

 

中国人客への待遇に明らかな差別が発覚

 

差別行為は、免税品店が発行する優待クーポンの獲得条件だったという。

 

通常、79ポンド(約1万1800円)以上の商品購入で得られる当クーポンだが、中国人に限っては1000ポンド(約15万円)以上という設定がなされていたそうだ。

 

この明らかな差は、あるアルバイト店員が中国最大のSNSサイトWeiboに事実を投稿したことがきっかけだった。

 

今月11日、学生アルバイトのRen Jian Nai Paoさんは、中国人女性の接客をしていた。客が既に300ポンド相当の商品を買い物カゴに入れていた為、一度会計を済ませ、優待クーポンを得てから買い物を続けることを提案した。

 

Renさんは、客の代わりに優待クーポンをもらいにレジに行ったところ、クーポン発行を拒否されたという。

 

「『どうして?』とレジ係に尋ねたところ、返ってきた答えは『彼女は中国人だから』だと。」

 

レジ係はこう続けた。

「中国人の場合は、1000ポンド以上消費しないと優待クーポンは発行できないわ。」

 

謝罪文を掲載する免税品店だが・・・

 

Renさんはこの不公平についてWeiboに中国語で書き込んだ。すると瞬く間に拡散され、話題となった。

 

世間からの批判を受け、免税品店は公式FBに謝罪文を掲載した。

 

Facebook/World Duty Free Group

 

「グローバル企業として、私たちはすべてのお客様を敬い、一貫して公平に対応することを心掛けています。」

 

「しかし、その対応がそうではない、と感じられたお客様には心からお詫び申し上げます。」

 

更に批判を受ける免税品店

 

謝罪文は英語と中国語の2言語で掲載されたのだが、これらの内容に違いがあるとして、更に物議を醸している。

 

中国語版には、「中国人(中国民)」の表記があるにも関わらず、英語版は単に「お客様(customers)」に対してとあり、どこにも「中国人(Chinese)」の表記はない。

 

これを受けて、

「英語版では中国人に対しての謝罪がされていない。」

「中国人に対して人種差別をしたという事実を隠している。」

等、厳しいコメントがなされている。

 

空港も謝罪の念を発表

 

ヒースロー空港の広報は、地元メディアの取材で今回の件は「受け入れがたい」としている。

 

「我々は、免税品店と連絡を取り合い、全ての利用者が公平かつ敬意をもって対応されるべきことを明確にしました。」

 

「今回の過ちについて深くお詫びします。」

 

免税品店の謝罪文には疑問が残るものの、瞬く間に情報が知れ渡るネット社会の現在、全ての企業には公正かつクリアな対応が求められるだろう。(了)

 

出典:Independent:Heathrow duty-free shop apologises for discrimination against Chinese customers (2/13) 

出典:Channel Newsasia:Duty-free shop at Heathrow apologises for ‘discrimination’ against Chinese customers  (2/13)

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