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イランが新型中距離弾道ミサイルの打ち上げ実験に成功【動画】

イランが新型中距離弾道ミサイルの打ち上げ実験に成功【動画】
Twitter/ShiaPulse

イランが新型の中距離弾道ミサイルを開発し、その打ち上げに成功した様子を公開した。

 

軍事パレードに登場し、テレビで放映

 

その新型ミサイルの名前は「ホッラムシャフル(Khoramshahr)」。イランの国営メディアによれば、そのミサイルは9月22日に首都のテヘランで行われた軍事パレードで、初めて姿を現したという。

 

その後、テレビでミサイルを打ち上げる場面が放映されたそうだ。ただし実際に、いつミサイルが打ち上げられたのかは明らかにされていない。

 

「ホッラムシャフル」は射程が2000kmとされ、1つのミサイルに複数の弾頭を搭載できる多弾頭型にすることも可能だと言われている。

「いかなる国からも許可を求めない」

 

その打ち上げが放送された金曜日、イランのハサン・ロウハーニー大統領は「今後イランは抑止力として、軍事力を強化していくだろう」と述べたという。

 

またイランのAmir Hatami国防大臣は、取材で次のように述べている。

 

「敵の防空圏を侵す能力、そして打ち上げられた瞬間からターゲットに命中するまで誘導される能力は、ホッラムシャフルを戦略的なミサイルへと変えた。イランはさまざまな種類のミサイル生産に関して、いかなる国からも許可を求めることはしないだろう」

 

トランプ大統領はツイッターで非難

 

実はアメリカは、イランが2015年に欧米6カ国との間で結んだ核合意を順守していると評価し、イランへの制裁の一部解除を当面維持する方針を示したが、その後、経済制裁の対象を追加すると発表。

 

イランの弾道ミサイル開発に関わった企業など、18の個人や団体に対し、アメリカ国内の資産を凍結し、アメリカ企業との取引を禁止する方針を明らかにした。

 

またイランは今年の1月にも弾道ミサイルの実験を行なったため、アメリカは核合意の精神に違反したとして別の制裁を課していたという。

 

さらにトランプ大統領は先日行われた国連総会の演説でも、「イランが中東情勢を不安定にし、暴力、殺戮、混沌を主な輸出品としている、ならず者国家だ」と発言。

 

今回のミサイル実験についても先週の土曜日にツイッターで批判、さらに北朝鮮とも協力しているとしてイランを非難している。

 

一方、イランはミサイルプログラムが核合意に違反していないと反論。さらにミサイルに核弾頭を搭載する意図はないと主張しているそうだ。(了)

 

出典元:BBC:Iran tests missile despite Trump pressure(9/23)

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