エアバス社の新しい大型輸送機が試験飛行、「ベルーガXL」が空を舞う
シロイルカそっくりの姿をした「ベルーガXL」が、多くの人々の見守るなか、試験飛行を行った。
53tの貨物を4000kmも運べる
エアバス社の最新の輸送機である「ベルーガXL」は7月19日、フランスの空港で1万人が見つめるなか、滑走路から離陸。大空に飛び立ち、試験飛行を成功させた。
この「ベルーガXL」は重量が125tもあり、一度に53tもの貨物を2500マイル(約4000km)離れた場所まで運ぶことが可能だという。
前の「ベルーガST」に比べて全長が6mも長く、機体の横幅も1m広くなり、6tも多くの貨物を輸送できるようになったとされている。
コックピットは機体前部の下部にあり、荷物を降ろす際には上部が開く仕組みになっているそうだ。
LOWPASS! 👋🏻 #BelugaXL pic.twitter.com/OVfs0IgUxE
— Airbus (@Airbus) July 19, 2018
Thrilling to see our #BelugaXL taking to the skies for the first time – a truly outstanding piece of technology from nose to tail. Congrats to everyone involved in this programme that is so instrumental in achieving our production ramp-up. pic.twitter.com/toMllNDiKe
— Guillaume Faury (@GuillaumeFaury) July 19, 2018
Whale done! 🛫🐳 #BelugaXL pic.twitter.com/feESAUhhN0
— Airbus (@Airbus) July 19, 2018
社員の投票によってデザインを決定
以前のものに比べて、より頭部が大きくなったようだが、実はこの機体は6つのデザインの中から、エアバスの社員、2万人による投票で決められたという。
そして今回、エアバス社ではテスト飛行の様子をツイッターにも投稿しているのだが、そこにはデザインに関して多くの人々の反応も寄せられた。
あるツイッターユーザーは「なんて美しいモンスターなんだ」とコメント。さらに他の人々も「願わくば、いつかこのエアバスを操縦したいな」や「最も大きく、これまでで一番キュートな飛行機!」といった感想を述べている。
よりユニークな形になった「ベルーガXL」だが、この飛行機は2019年に就航するとみられている。(了)
出典元:METRO:Bizarre Airbus BelugaXL ‘flying whale’ plane takes to the sky in maiden flight(7/19)