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新型コロナ患者は11日後には感染力が失われる、シンガポールの研究

新型コロナ患者は11日後には感染力が失われる、シンガポールの研究
flickr_Governor Tom Wolf

すでに台湾の研究でも、新型コロナウイルスの感染力が患者の発症から6日目以降に低下し、2次感染がなかったとの報告があるが、シンガポールでも似たような研究結果が発表された。

 

11日後には感染力が失われる

 

その研究を行ったのは、「国立感染症センター(NCID)」や「医学アカデミー」などの研究者たちだ。

 

「医学アカデミー」のメンバーはシンガポールの公的または民間セクターにおける87人の感染症専門家のうち、3分の1以上で構成されていたという。

 

5月23日に発表された研究論文は、73人の患者を複数の施設で調査した結果を元にしたものだが、新型コロナウイルスに感染した患者は、11日後には感染力を失い、病気を拡散するリスクがないと結論づけている。

 

免疫が低下している人は例外

 

この研究に携わったNCIDの事務局長・Leo Yee Sin教授は次のように述べている。

 

「科学的に、私たちはこの結果に自信を持っています。11日後に患者はもはや感染力を持っていないとする充分なエビデンスがあります」

 

また「医学アカデミー」の議長であるAsok Kurup博士も自信をのぞかせており、次のように語っている。

 

「研究は現在も続けられています。私たちはより多くのデータを得ることになるでしょう。しかしこの中には大量の科学(的知見)がありますので、同じ結果を得ることになるでしょう。そのために(これまでの退院時期を)待つ必要はないのです」

 

ただし、ガンで化学療法を受けている患者や、移植手術を受けている患者で、免疫機能が低下している人は例外とされ、より長く感染性のウイルスが体内にとどまっているという。

 

「陽性」と「感染性を持つこと」は同じではない

 

シンガポールでは現在、検査で患者が2回陰性になった場合に限り、退院できることになっているという。

 

しかし今回の研究では、たとえ(11日後に)陽性であったとしても、それはウイルスが感染性を持つこと、または生存していることと同義ではないとしている。

 

ただしウイルスのゲノムを調査したものの、陽性反応が出たのが単なるウイルスの残滓なのか、ウイルスが損なわれないまま生存していないのか、あるいは他の人に感染させることができないのか、など細かい点については示すことができなかったそうだ。

 

シンガポールの保健省は今回の研究結果を受け、今後の退院基準にどのように組み込むべきかを精査する予定としている。(了)

 

 

出典元:The Straits Times:Covid-19 patients no longer infectious 11 days after getting sick, research shows(5/23)

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