冬の風物詩「おでんしゃ」、暖かいおでんが味わえる市内電車が楽しそう
寒い季節になると暖かいおでんが食べたくなるが、愛知県豊橋市では「おでんしゃ」と呼ばれる路面電車が今年も運行されることになる。
9.4kmの道のりを1時間20分かけて走る
「おでんしゃ」とは、市内電車の車内で“あったかおでん”を味わえるサービスのこと。
NHKによればこれは、愛知県豊橋市の豊橋鉄道が10年前から毎年この時期に運行していて、今では地元の風物詩の1つになっているという。そして11月7日夜には、ファンを招いて試乗会が行われたそうだ。
試乗会では屋台に見立て、車内にのれんや赤ちょうちんを飾りつけた路面電車が、市内のおよそ9.4kmの道のりを1時間20分かけて走ったとか。
本格的な運行は今月10日から行われるが、7日夜の試乗会では、事前に選ばれたファンらが乗車してビールで乾杯したあと、窓からの夜景を楽しみながら温かいおでんを味わっていたという。
カラオケも歌い放題、持ち込み自由
この電車の個人便の最少催行人員は大人16名相当。全便予約制だが、「おでんしゃ」にはさまざまサービスも用意されているようだ。
- 豊橋名産ヤマサちくわ特製おでん
- アサヒビール「スーパードライ」生ビール飲み放題
- おつまみ弁当付き
- 缶チューハイ・緑茶等(数量限定)あり
- カラオケ歌い放題(約3万5000曲搭載)
- 飲用酒類の車内販売
- ピザの特別価格販売斡旋 《種類限定、事前注文が必要》
- お飲物・おつまみの持込み自由
ただし、食中毒が心配される生もの、火気を使用する飲食、においの強いものなど運行に支障をきたす恐れのある物の持込みはできないとか。
ツイッターでも「こういうのあるんですね」や「行ってみたい」「毎年のことながら、これは楽しそうだよなあ」というコメントや、乗った人からは「楽しいので、是非乗ってみてほしいです」といった声が寄せられている。
「おでんしゃ」は来年2月25日まで夜は毎日運行されるが、残念なことにすでに今年や来年の分も予約でいっぱいだという。来年早めに予約をして、挑戦してみてはいかがだろうか。(了)
出典元:NHK:寒い夜の風物詩 “おでんしゃ”試乗会 愛知(11/7)
出典元:豊橋鉄道株式会社:豊橋鉄道 「おでんしゃ」の運行について ~運行開始10周年“楽しさ ますます!”特別企画~ (終了しました)